ランボルギーニ、新型「テメラリオ・ポリツィア」をイタリア国家警察に導入 920CVのハイブリッドが命を運ぶ

【ポイント】
・920CVの新世代ハイブリッド・スーパースポーツによる緊急輸送任務
・2004年から20年以上続くランボルギーニとイタリア国家警察の絆
・200件超の臓器輸送と1500件超の交通安全活動が築いた社会貢献の歴史

アウトモビリ・ランボルギーニは2026年9月4日、イタリア国家警察向けの新型「テメラリオ・ポリツィア」をサンタアガタ・ボロネーゼ本社で公開しました。新型車は臓器や医療物資などの緊急輸送をはじめとする重要任務に投入され、すでに同警察で活躍しているランボルギーニ車に加わります。

テメラリオは、新開発の4.0リッターV8ツインターボエンジンに3基の電気モーターを組み合わせ、システム最高出力920CVを発生します。ランボルギーニにとって新たな技術的マイルストーンとなるパワートレインで、高いパフォーマンスと効率を両立。警察車両としては、一刻を争う繊細な任務を可能な限り短時間で遂行するための性能が生かされます。

ランボルギーニとイタリア国家警察の協力関係は2004年に始まりました。最初に導入された「ガヤルド」は、同年9月には早くも臓器輸送を実施。その後、「ガヤルドLP 560-4」や「ウラカン」がイタリア国内の主要高速道路で活動し、2023年からは「ウルス・ペルフォルマンテ」も任務に加わっています。

20年以上にわたり、今回のテメラリオを含め計6台がイタリア国家警察の車両として導入されてきました。これまでランボルギーニの警察車両は、イタリア国内で200件を超える臓器輸送任務に携わり、複数のケースで人命救助に貢献しています。

さらに役割は緊急輸送だけにとどまりません。安全運転を啓発する交通安全教育イベントにも1500回以上参加してきました。

今回のテメラリオ・ポリツィアの導入により、2004年から続く両者の協力関係は新たな段階へ入ります。920CVというスーパースポーツカーの性能と最新技術を、市民の生命と安全を守るために活用する特別な1台です。

【ひとこと解説】
イタリア国家警察(Polizia di Stato)
は、内務省の管轄下にある全国規模の警察組織で、治安維持・犯罪捜査・交通警察・テロ対策など幅広い任務を担っています。軍事組織であるカラビニエリと並ぶ二大治安機関ですが、国家警察は文民組織として都市部の治安や公共安全を中心に活動します。制服警察(Volanti)、機動隊(Reparto Mobile)、科学捜査部門(Polizia Scientifica)、高速道路警察(Polizia Stradale)など専門部隊を持ち、移民管理や国境警備にも関与します。市民サービスの窓口としても機能し、パスポート発給や各種証明書の手続きに利用されるなど、イタリア社会に密着した存在です。

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