60年の伝説が再び走り出す。ランボルギーニ「ミウラ」生誕60周年ツアー開催

・伝説のスーパーカー60周年巡礼
・500kmを駆け抜けたイタリア縦断劇場
・歴史と未来を結んだV12の饗宴

ランボルギーニは2026年5月6日から10日にかけて、伝説的モデル「ミウラ」の誕生60周年を記念した「ランボルギーニ・ポロストリコ・ジーロ2026」を開催しました。ヨーロッパ、アメリカ、アジアから集まった20組のオーナーが参加し、イタリア北部を巡る総距離500km超の特別ツアーが実施されました。

今回のツアーは、ランボルギーニの歴史的車両部門「ポロストリコ」が主催。ピエモンテ州、リグーリア州、トスカーナ州、エミリア=ロマーニャ州を横断し、最終目的地としてイモラ・サーキットで開催された「ランボルギーニ・アリーナ」に到着しました。世界遺産に登録されているランゲの丘陵地帯や、リグーリア海岸、カッラーラ、フィレンツェなど、イタリアを代表する景観が舞台となりました。

参加車両には「ミウラ P400」「P400 S」「SV」など歴代モデルが勢ぞろい。なかでも特別な存在となったのが「ミウラ SVJ」です。この個体はツアー終了後、ランボルギーニ・ミュージアムで開催される特別展示「Miura: Born Incomparable」に加わり、2026年末まで展示される予定です。また、わずか2台のみ製作された「ミウラ SVプロトタイプ」の1台も参加し、ポロストリコ認証を受けた歴史的車両として大きな注目を集めました。

ツアー初日はピエモンテ州チェッレット・ランゲに集合。翌7日にはラパッロへ向けて195kmを走行し、途中ガヴィの丘陵地帯でランチを楽しみました。到着後は海路でポルトフィーノへ移動し、ミシュラン星付きディナーが催されました。

8日には約220kmを走破しながらフィレンツェへ向かいました。ブルニャートでは街の中心部がミウラのために開放され、伝統的な花絨毯「インフィオラータ」が制作されるなど、地域文化との融合も演出されました。その後、ロボット技術と大理石産業が融合する「ロボットシティ・カッラーラ」で昼食を実施。夕方にはフィレンツェ市街に到着し、V12エンジンのサウンドと美しいボディラインが観衆を魅了しました。夜にはバロック建築の名所「パラッツォ・ボルゲーゼ」でガラディナーも開催されています。

9日にはムジェロ地方を経由し、「フタ峠」「ラティコーザ峠」を走行。これらのルートは現在でもランボルギーニの開発テストコースとして使用されていることで知られています。イモラ到着後には、ミウラ60周年を祝う特別パレードが実施され、多くのファンとコレクターが集結しました。

さらにイベント期間中、ランボルギーニは新型オープントップV12モデル「フェノメノ・ロードスター」を初公開。このモデルは1968年の「ミウラ・ロードスター」からインスピレーションを得たデザインとカラーリングを採用しています。

今回参加した20台のうち多くがポロストリコ認証済み車両であり、未認証車についてもイタリア到着後に認証プロセスを開始。ランボルギーニは、単なる保存に留まらず、「走らせ続けることで歴史を未来へつなぐ」という理念を改めて示しました。

【ひとこと解説】
ランボルギーニの「ポロストリコ(Polo Storico)」
は、同社の歴史的モデルを保存・修復し、ブランドの遺産を未来へ継承するために設立された公式クラシック部門です。2015年に創設され、ミウラ、カウンタック、LM002、ディアブロなど、1963年以降のヘリテージモデルを対象に、純正部品の再生産、アーカイブ資料の管理、レストア作業、そして真正証明書の発行を行っています。膨大な図面や写真、試験データを基に当時の仕様を忠実に再現することで、オーナーに“工場が保証する正統性”を提供する点が大きな特徴です。ポロストリコは、単なる修復サービスではなく、ランボルギーニの歴史と価値を守り続ける文化的基盤として重要な役割を担っています。

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