ランボルギーニ、Apple Vision Pro向け公式アプリを公開 1:1スケールで名車の“内側”へ

【ポイント】
・現実空間に出現するフルスケールのランボルギーニ
・カーボンの下に広がるハイブリッド技術の可視化
・音、空力、デザインまで体感する新たなデジタルガレージ

アウトモビリ・ランボルギーニは2026年7月7日、Apple Vision Pro向けの公式「Lamborghini app」を発表しました。アプリはApp StoreでApple Vision Pro向けに提供され、ランボルギーニの現行モデルを空間コンピューティングで体験できる内容です。

このアプリは、スーパースポーツカーブランドのクラフトマンシップやエンジニアリングを、没入型のデジタル体験へと変換するものです。Apple Vision Proの超高解像度ディスプレイを活用し、ユーザーは車両の外観だけでなく、構造、空力、ハイブリッドパワートレイン、インテリアの細部まで確認できます。

体験モードは2種類です。「Shared Space」では、自宅のガレージやリビングなど現実の空間に高精細なデジタルランボルギーニを配置できます。車両は実物大の1:1スケールで表示できるほか、自由にサイズ変更することも可能です。「Full Immersion」では、ランボルギーニが設計した完全デジタル空間の中で車両を体験できます。

ローンチ時に収録されるのは、現行ラインアップの4台です。V8ツインターボ・ハイブリッドの新境地を示す「テメラリオ」では、高強度スペースフレームやアレッジェリータ・パッケージを確認でき、Apple Vision Proの空間オーディオで独自のエンジン音も体験できます。

フラッグシップHPEVの「レヴエルト」では、V12ハイブリッドパワートレインと革新的なエアロダイナミクスを体感できます。「ウルスSE」では、スーパ―SUVの電動化された心臓部と新しいハイブリッドシステムを確認できます。さらに、先週デジタル発表されたばかりの「ウルスSEペルフォルマンテ」も収録され、今週のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの実車初公開前に、デザインと技術をApple Vision Pro上で体験できます。

アプリの中核となるのは、ランボルギーニDNAを示す4つの要素です。ひとつ目は「パワートレイン&スペースフレーム」で、ボディワークの下にある構造やハイブリッドモーターの複雑なエンジニアリングを可視化します。ふたつ目は「エアロダイナミクス」で、3Dの気流が車体上を流れる様子を表示し、アクティブエアロがダウンフォースや冷却をどのように制御するかを示します。

三つ目は「チェントロ・スティーレ」です。専用の「Design Journeys」では、オリジナルの3Dスケッチや、ブランドの美学を形づくる「Yシェイプ」と「ヘキサゴン」モチーフについて、デザイナーの解説に触れられます。四つ目は「ランボルギーニのサウンド」です。空間オーディオによってエンジンの音響的特徴を再現し、ユーザーが車両の周囲を移動すると、実車のように音の響きが変化します。

操作は目と手によって行う自然で直感的な方式です。外から見える姿だけでなく、カーボンファイバーのボディの下にある技術的な魂まで見せることを狙った、ランボルギーニ初の本格的なデジタルガレージといえます。

【ひとこと解説】
チェントロ・スティーレ
は、ランボルギーニのデザイン哲学を内製化し、ブランドの造形DNAを未来へ継承するための戦略拠点です。鋭いライン、ヘキサゴン、Y字ライトなどの象徴的モチーフを体系化し、ムルシエラゴ以降の全モデルを統括。多国籍の専門家が外装・内装・カラー・量産化まで一貫して手がけ、コンセプトカーから限定モデルまで“予期せぬデザイン”を生み続けています。

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