ボルボEX60/EX90/ES90に新安全機能、クルマ同士が危険を知らせる「コネクテッドセーフティ」進化

【ポイント】
・大型動物から事故まで、4つの危険をリアルタイムで共有する新たな安全ネットワーク
・100万台超のボルボがつながり、ブランドを越えて広がる「ゼロ衝突」への挑戦
・EX90/ES90にCarPlayのSpatial Audio対応、25スピーカーが生む没入型サウンド
ボルボ・カーズは、EX60、EX90、ES90を対象に「コネクテッドセーフティ」を強化する最新ソフトウェアアップデートを導入します。大型動物、歩行者・自転車、道路工事、前方事故を知らせる4種類の警告機能を新たに追加し、進行方向に潜む危険をより早くドライバーへ伝えることで、安全に対応するための時間を確保します。新機能は欧州、米国、カナダで提供され、導入時期は車種によって異なります。
ボルボのコネクテッドセーフティ技術は2016年に導入され、接続された車両などから共有されるデータを活用してリアルタイムで危険を知らせてきました。
今回追加される「ラージアニマルアラート」は、道路上または道路付近で大型動物が検知された場合に警告。「ヴァルネラブルロードユーザーアラート」は、高速道路やその周辺で歩行者や自転車が検知された際に情報を共有します。「ロードワークアラート」は前方の道路工事を知らせ、「アクシデントアヘッドアラート」は、接続されたボルボ車や交通管理センターのリアルタイムデータを利用して、さらに先で発生した事故を警告します。

これらは既存の「スリッペリーロードアラート」や「ハザードライトアラート」を補完するもので、見通しの悪いカーブや悪天候など、ドライバーが危険を直接確認しにくい状況で早期警告を可能にします。

現在、コネクテッドセーフティ技術を有効にしているボルボ車は100万台以上に達しています。さらに「European Data for Road Safety」のエコシステムを通じ、警告データを他ブランドの車両や各国の交通管理センターとも共有でき、メーカーの枠を超えた道路安全の向上につなげます。
同じアップデートにより、EX90とES90ではApple CarPlayのSpatial Audioにも対応します。Dolby Atmos技術と25個の高性能スピーカーで構成されるBowers & Wilkinsプレミアムサウンドシステムを組み合わせ、音楽やボーカルを車室内の周囲に配置する立体的で没入感のあるサウンドを実現します。

Spatial Audioを最大限に楽しむには、EX60、EX90、ES90の注文時に選択できるBowers & Wilkinsサウンドシステムが必要です。ソフトウェア更新によって安全機能と車内体験を継続的に進化させる点も、3モデルの大きな特徴です。
【ひとこと解説】
European Data for Road Safety(DFRS)のエコシステムは、EUが道路死亡・重傷者を2030年までに50%削減する目標のために構築した安全情報共有基盤です。車両・道路インフラから得られる危険情報をリアルタイムで収集し、各国当局やサービス事業者へ配信することで、道路利用者全体の安全性を高めることを目的としています。DFRSは2017年に欧州交通省・欧州委員会・自動車メーカーが共同で設立され、EU規則886/2013に基づきSRTI(Safety-Related Traffic Information)の共有を支援します。エコシステムにはデータ提供者、集約者、サービス提供者などの役割が定義され、車両のセンサー情報(滑りやすい路面、事故、視界不良、逆走など)を加工・統合し、DATEX II形式で各サービスへ配信します。これにより「車両が道路の目となる」仕組みが成立し、欧州のVision Zero達成に向けた重要な基盤となっています。















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