ボルボ、欧州でテスラ・スーパーチャージャー対応拡大。EV充電体験をさらにシームレスに進化

・欧州29カ国・2万基超のテスラ急速充電網へのアクセス拡大
・日本・韓国でNACS採用計画を推進する電動化戦略
・300万カ所超の充電ネットワークを統合する独自エコシステム

ボルボは2026年5月26日、欧州およびアジア太平洋地域におけるEVユーザー向け充電環境をさらに強化すると発表しました。欧州では2026年第4四半期から、ボルボのアプリを通じて2万基以上のテスラ・スーパーチャージャーを利用可能とし、急速充電インフラへのアクセス性を大幅に高めます。

対象となるのは欧州29カ国で、ドイツ、フランス、ノルウェー、イギリス、スウェーデン、イタリア、スペインなど主要EV市場を網羅しています。これにより、ボルボのEVオーナーは従来以上にシームレスな長距離移動が可能となります。

さらにボルボは、日本および韓国市場において、北米充電規格「NACS(North American Charging System)」への移行も計画しています。2029年までに一部モデルでNACS/SAE J3400規格を採用する方針で、将来的には両国でもテスラのスーパーチャージャーネットワークが利用可能になる見込みです。具体的な導入時期や対象車種については後日公表される予定です。

ボルボ・カーズのエネルギーソリューション責任者、アレハンドロ・カストロ・ペレス氏は、「ボルボのドライバーはすでに世界300万カ所以上の充電ポイントへアクセス可能です。欧州でテスラ・スーパーチャージャーが加わることで、世界的に認知度の高い急速充電ネットワークをより簡単に利用できるようになります」とコメントしています。

現在、ボルボのEVユーザーは北米で12万カ所以上、欧州では120万カ所以上の充電ポイントをボルボ・アプリ経由で利用可能です。北米ではすでにテスラ・スーパーチャージャーにも対応しており、今回の欧州展開によってグローバルでの利便性がさらに高まります。

ボルボは、公共充電をより統一的かつ信頼性の高いものにすることを重視しています。各地域で充電規格の標準化や相互運用性を推進することで、EV所有のハードルを下げ、「充電の手間を感じさせない体験」の実現を目指しています。

今回の発表で対象車種として挙げられたのは、EX30、EX40、EC40、EX60、EX90、そしてES90です。次世代EVラインアップを軸に、ボルボはフル電動化への歩みをさらに加速させます。

【ひとこと解説】
テスラ・スーパーチャージャー
は、独自規格のDC急速充電網で、V3は最大250kW、最新のV4は最大350kW級の高出力に対応する。車両側のプレコンディショニングにより電池温度を最適化し、0〜80%を約20〜30分で充電可能。充電スタンドはナビと連携し、空き状況・料金・到着時の残量を自動計算。V4ではケーブル延長や非テスラ車対応も進み、EV長距離移動のインフラとして拡大している。

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