ベントレー「1919コレクション」発表、日本製ウェアで受け継ぐ創業以来の情熱

【ポイント】
・1919年から続くオーナーとブランドの絆をまとう限定コレクション
・着込むほどに個性を刻む、ベントレーグリーンのチョアコート
・日本で仕立てられた、モータースポーツと芸術の融合
ベントレーは2026年7月7日、創業以来受け継がれてきたオーナーや愛好家との結び付きを表現するアパレルライン「1919コレクション」を発表しました。2026年シーズンのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードと、米国カリフォルニア州で開催されるモントレー・カー・ウィークのベントレースタンドだけで販売される限定コレクションです。

デザインを手掛けたのは、ベントレーのエクスターナル・クリエイティブ・ディレクターを務める生沢舞氏です。父の生沢徹氏は、フランク・ウィリアムズ率いるチームから欧州F2に参戦し、ル・マン24時間レースに出場した最初期の日本人ドライバーのひとりです。祖父は芸術家であり、生沢氏はピットレーンとアートスタジオの両方につながる背景をデザインへ反映しました。
コレクションの中心となるのは、ベントレーグリーンのチョアコートです。耐久性に優れるコットン・オックスフォード生地を使用し、着込むほどに風合いが増し、所有者と一体化するように設計されています。1919年から現在まで、年月を重ねながら個性を深めてきたベントレー車と同じ思想を込めた一着です。

外側にはパッチポケットを備え、ヘリテージホワイトの糸による「Bentley Motors Since 1919」の文字とウイングエンブレムを刺しゅうしています。チェーンステッチ刺しゅうや銅製ボタンなど、細部までブランドらしい入念な仕上げが施されました。
さらに、スタントドライバーのトラビス・パストラーナと後輪駆動のベントレー・スーパースポーツが登場した動画に由来する「Full Send」のモチーフを、着脱可能なベルクロラベルとして採用しています。
ラインアップには、12オンスの厚手リバースウィーブ生地を使ったクルーネックスウェット、半袖ポロシャツ、アメリカンスタイルのTシャツも用意されます。加えて、6パネルのコットンキャップ、厚手のコットンキャンバス製トートバッグ、刺しゅう入りタブキーホルダーも展開します。

すべての製品は、耐久性と手触りを重視した高品質な生地を用い、生沢氏の直接監修のもと日本で製造されます。今後も季節ごとの新作が計画されており、各アイテムの限定性とコレクター価値を維持していく方針です。単なるブランドウェアではなく、ベントレーボーイズや先駆的なベントレーガールズの時代から続く、レースと祝祭、そして仲間意識を形にしたコレクションです。
【ひとこと解説】
生沢徹(いくざわ・とおる)氏は、日本を代表するレーシングドライバーの一人で、1960〜70年代の国内モータースポーツ黎明期を支えた存在です。1940年生まれ。若くしてレース活動を開始し、日産ワークスやプライベーターとして活躍。特にスカイラインGT-RやフェアレディZでの華麗なドライビングは高く評価され、当時のレース界に“生沢の走り”という独自の美学を刻みました。1970年代には海外レースにも挑戦し、国際舞台で日本人ドライバーの可能性を示した先駆者でもあります。引退後は解説者・モータージャーナリストとして活動し、鋭い視点と歯に衣着せぬコメントで人気を博しました。日本モータースポーツ史において、技術・情熱・個性を兼ね備えたレジェンドとして語り継がれる人物です。
















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