シトロエン C3 エアクロス「Marine nationale」公開。フランス海軍400周年を記念した唯一無二のショーカー

【ポイント】
・海と陸を結ぶ400周年記念モデルの誕生
・潜水艦と特殊任務に着想を得た実戦的デザイン
・7人乗りSUVが体現する革新と公共奉仕の精神
シトロエンは2026年6月24日、フランス海軍(Marine nationale)の創設400周年を記念したショーカー「C3 Aircross Marine nationale」を発表しました。このモデルは、シトロエンのデザインチームとフランス海軍が共同で開発したワンオフのショーカーです。「チームワーク」「人々を守る使命」「公共への奉仕」という両者に共通する価値観をテーマに、海と陸をつなぐ存在としてデザインされています。

ベースとなるC3 エアクロスは、全長4.40mのコンパクトSUVで、最大7名乗車が可能な広い室内空間を備え、多様なパワートレインを設定するマルチエナジーモデルです。その実用性を生かしながら、過酷な任務にも対応できる仕様へと仕上げられました。
エクステリアでは、専用デザインの前後バンパーを採用し、高い堅牢性を表現しています。モールス信号用ランプをモチーフにした専用フォグランプガードや、ワイドフェンダーによって力強いスタイルを実現しました。17インチホイールには幅275mmのノビータイヤを装着し、高い走破性を確保しています。

ルーフには海軍ダイバーの装備を運搬するための専用ルーフラックを装備しました。ラックには階級章をイメージしたヘリンボーン柄を採用し、超耐衝撃塗装を施しています。また、ボートの係留用クリートをモチーフにした牽引フックや、通常のカラークリップに代えて機能性を強調する「Infra Red」カラーのストラップを採用するなど、細部まで海軍の世界観を反映しています。
ボディカラーは嵐の海をイメージしたダークブルーを基調とし、艦艇を思わせるグレーのルーフや、航跡の白波を表現したライトグレーのアクセントを組み合わせています。ドアシルには「Marine nationale 400 years」のロゴ、リアピラーにはアンカー付きのトリコロールエンブレムを配置し、400周年記念モデルであることを表現しています。

インテリアも潜水艦の世界観を取り入れています。夜間にはキャビン全体が深い赤色に照らされ、潜水艦内で昼夜感覚を維持するために使用される照明を再現しました。上部シートには赤い照明を美しく反射する専用ライトグレー素材を採用し、前席にはPVC製の「400 years」ロゴを配置しています。さらに、ダッシュボードにはブルー・ホワイト・レッドのトリコロール加飾を施し、フランス海軍との協業を象徴するデザインに仕上げられています。

C3 Aircross Marine nationaleは、市販化を前提としたモデルではありませんが、シトロエンならではの大胆なデザインと実用性、そしてフランス海軍400年の歴史と革新性を融合させた、唯一無二の記念ショーカーとなっています。
【ひとこと解説】
ノビータイヤとは、トレッド面に大きな突起(ブロック)が並んだオフロード向けタイヤのことで、未舗装路で高いグリップ力を発揮します。砂利道や泥、柔らかい地面にブロックがしっかり食い込むため、走破性が大きく向上します。一方で、舗装路では接地面が少ないため、グリップ低下・振動増加・摩耗の早さといったデメリットがあります。モトクロスやエンデューロ、林道走行などでよく使われ、用途に応じてブロックの高さや間隔が異なるタイプが用意されています。















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