新型BMW i3、車内の空気質まで追求した持続可能性アプローチ

・車内の空気の質を重視した健康志向の開発思想
・25年以上の独自評価による匂い・排出管理技術
・人工香料を使わないプレミアムな室内環境設計

BMWグループは2026年3月16日、新型BMW i3において、車両の持続可能性を車内環境まで拡張した開発思想を明らかにしました。本モデルでは健康と快適性を製品開発の中心に据えた点が特徴です。

BMWグループは、原材料の調達から生産、使用、リサイクルに至るまで、車両のライフサイクル全体で持続可能性を追求する「360°アプローチ」を採用しています。この中で新たに注目されているのが、車内の空気の質や匂いといった健康要素です。

車内の空気の質は乗員の健康や快適性に直接影響を与える重要な要素です。素材から発生する揮発性物質に加え、温度や湿度も影響するため、BMWグループでは有害な排出を抑える素材選定を徹底しています。同社は25年以上にわたり独自の試験手法を用いて、車内の排出ガスや匂いの評価を実施してきました。

さらに、最新の毒性学や感覚研究の知見を反映し、国際的な標準化活動にも関与しています。車内の香りについては「本物感」「控えめ」「高品質」を重視し、人工香料はあえて使用していません。これはブランドのプレミアム性を保つための方針です。

特徴的なのが、自社のオドゥール(匂い)ラボの存在です。この施設では素材や部品、さらには車両全体を実環境に近い条件で検証します。最新の測定技術と専門スタッフによる官能評価を組み合わせ、人間の感覚を重視した評価が行われています。個々の素材ではなく、車内全体としての匂いの調和が重視されている点も特徴です。

また、新型BMW i3では二次素材の高比率使用や革新的な内装素材も採用されており、脱炭素化戦略と並行して健康志向の室内設計が進められています。BMWグループは、車内の空気の質を重要な製品性能と位置付け、今後のクルマづくりにおいても健康と快適性を重視していくとしています。

【ひとこと解説】
BMWグループの脱炭素化戦略は、車両のライフサイクル全体でCO₂排出を削減する点に特徴があります。具体的には、サプライチェーンから生産、使用、リサイクルまでを対象とした「360°アプローチ」を採用し、2030年までに車両1台あたりのライフサイクルCO₂排出量を2019年比で40%以上削減する目標を掲げています。生産段階ではすでに100%再生可能エネルギー電力を使用し、素材面では二次素材の活用を拡大しています。また、電動化戦略として2030年までに販売の50%以上をEVとする計画を進め、走行時の排出削減にも取り組んでいます。

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