ベントレー、7年連続黒字達成と電動化への大規模投資を加速

・売上高26億ユーロ、営業利益2億1600万ユーロで7年連続黒字を達成
・中国市場の縮小で販売台数は5%減も、高付加価値モデルで収益性を維持
・BEV生産ライン新設など電動化に向けた工場改革を推進
ベントレーモーターズは2026年3月17日、7年連続となる黒字を達成したと発表しました。2025年の売上高は26億ユーロで前年比1%減にとどまり、営業利益は2億1600万ユーロ、売上高営業利益率は8.3%となりました。外部要因や為替の影響を受けつつも、基礎的な業績は堅調に推移しています。
販売台数は主に中国市場の縮小により前年比5%減となりましたが、高利益率モデルやビスポーク需要の拡大により収益性を維持しました。特に「ベンテイガ」は引き続きブランドの最量販モデルであり、2025年末に主要市場へ投入された「ベンテイガ スピード」が人気をさらに強化しています。加えて、マリナー仕様の販売増加が平均単価の向上に寄与しました。
商品面では、第4世代「コンチネンタルGT」と「フライングスパー」に新開発のV8ハイブリッドパワートレインを採用し、高性能と環境性能の両立を図っています。また、新型「スーパースポーツ」はニューヨークで初公開され、すでに完売となるなど高い評価を得ており、年内の納車開始に向け準備が進められています。
さらに、電動化戦略「Beyond100+」のもと、英国クルーのピムズ・レーン工場では大規模な設備投資を継続しています。BEV(電気自動車)専用の組立ラインを備えるA1棟は完成間近であり、2025年7月にはデザインセンターも開設されました。加えて、2026年中には約100色の塗装に対応する新ペイントショップの稼働も予定されています。
一方で、将来に向けた組織効率化の一環として最大275人のポジション削減も計画されており、事業構造の最適化が進められています。これらの取り組みにより、ベントレーは電動化時代に向けた競争力強化と持続的成長の両立を目指しています。
公式HP:https://www.bentleymotors.com/jp/ja.html
【ひとこと解説】
電動化戦略「Beyond100+」は、ベントレーが持続可能な高級車メーカーへ転換するための長期ビジョンです。英国クルー工場のカーボンニュートラル化やBEV(電気自動車)生産体制の構築を進めるとともに、将来の全モデル電動化を見据えた製品開発と設備投資を推進しています。これにより、高い収益性を維持しながら次世代のラグジュアリーモビリティを実現することを目指しています。
















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