ロールスロイスが放つ究極の電動オープン。プロジェクト ナイチンゲール誕生

・静寂と開放を極めた電動オープン体験の到達点
・100台限定、2028年納車開始の究極コーチビルドモデル
・10,500光源が織りなす“鳥のさえずり”の室内演出
ロールス・ロイスは、コーチビルドコレクションの新たな象徴として「プロジェクト ナイチンゲール」を発表しました。本モデルは完全電動パワートレインを採用したオープントップの2シーターであり、ブランドの伝統と未来を融合させた極めて特別な存在です。
車体はアルミニウム製スペースフレーム「アークテクチャー オブ ラグジュアリー」を採用し、全長は5.76mとフラッグシップ「ファントム」とほぼ同等ながら、あえて2人乗りに特化した大胆な設計となっています。1920年代の実験車「EX」シリーズから着想を得たデザインは、ロングノーズと低く構えたキャビンを特徴とし、トルピード形状のシルエットによって圧倒的な存在感を放ちます。
フロントフェイスでは、幅約1mのステンレス製パントグリルが圧巻の存在感を示し、その内部には24本のベーンが配置されています。さらに、縦型のスリムなヘッドランプや、車体前後を貫くステンレスバンドが組み合わされ、従来のロールス・ロイスにはない先進的な造形を実現しています。ホイールは24インチと同社史上最大サイズで、ヨットのプロペラをモチーフとした意匠とアルミフレーク仕上げが独特の輝きを生み出します。
電動パワートレインの採用により、エンジン冷却用の開口部が不要となり、ボディ表面はこれまでにないほど滑らかで一体的な造形を実現しています。また排気系が不要であることから、リアには「エアロ アフターデック」と呼ばれるカーボン製ディフューザーを装備し、スポイラーを用いずに高速安定性を確保しています。
さらに、開閉式の「ピアノ ブート」は横方向に開くカンチレバー構造を採用し、単なるトランク機構を超えた儀式的な演出を生み出しています。中央には縦一列に配置されたブレーキランプを備え、ストリームラインデザインの特徴を現代的に表現しています。

室内では、新開発の「スターライト ブリーズ」が最大の特徴です。これはナイチンゲールのさえずりの音波を分析し、光のパターンとして再構築したもので、10,500個の光点がドアからシート周囲にかけて広がり、乗員を包み込むように配置されます。さらに、この演出は「ホースシュー」と呼ばれる立体的な構造体に組み込まれ、空間全体に一体感をもたらしています。
操作系は徹底してシンプル化され、ステンレス製のロータリーコントロールはわずか5つに集約。センターアームレストは電動でスライドし、収納や操作機構を隠すギミックを備えています。カップホルダーはアルミ削り出しで仕上げられ、細部に至るまでジュエリーのような質感が追求されています。また、ルーフにはカシミアと高性能複合素材を組み合わせた遮音材を採用し、電動パワートレインと相まって極めて高い静粛性を実現しています。

本モデルは招待制による販売で、世界限定100台のみが用意されます。顧客ごとに専用のカラーや素材が開発されるなど完全なビスポーク対応となり、納車は2028年から開始予定です。価格は公表されていませんが、その内容から極めて高額な特別モデルとなることは確実です。
【ひとこと解説】
アルミニウム製スペースフレームは、押し出し材・鋳造ノード・アルミパネルを組み合わせた骨格構造で、軽量かつ高剛性を実現する車体方式です。アウディがA8やR8で採用するASFでは、各部材に明確な役割を与え、鋳造部で結節点を強化し、押し出し材で空間を橋渡しし、パネルで面剛性を確保する構成が特徴です。これにより、同等のスチール構造より40%以上軽量化でき、運動性能・燃費・制動性能の向上にも寄与します。軽量化はブレーキや排気系など周辺部品の小型化にもつながり、車両全体の効率を高める先進的な車体技術です。
















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