アストンマーティン「ヴァルキリー」の魂を自宅へ。世界24台限定の究極レーシングシミュレーター「AMR-C01-R ハイパーカー エディション」登場

【ポイント】
・ル・マン挑戦車「ヴァルキリー」へのオマージュ
・世界24台限定のコレクターズアイテム
・ヴァルキリー専用ステアリング初採用による没入体験

アストンマーティンカーヴ レーシング シミュレーターは2026年6月9日、同社が今年のル・マン24時間レースに投入する「ヴァルキリー」を記念した限定モデル「AMR-C01-R Hypercar Edition(ハイパーカー エディション)」を発表しました。価格は**5万8750ポンド(税別)**で、すでに受注を開始しています。

今回の特別仕様は、ル・マンを戦うアストンマーティン・ヴァルキリーにインスピレーションを得て誕生したレーシングシミュレーターです。生産台数は世界限定24台に設定され、希少性の高いコレクターズアイテムとして展開されます。

エクステリアには、ヴァルキリーのレースカーをモチーフとした**「#007」と「#009」の2種類のレーシングリバリーを採用。アストンマーティンを象徴するポディウムグリーン**をベースに、イエローまたはレッドのアクセントを組み合わせることで、ル・マンの舞台を駆けるマシンの躍動感を表現しています。

開発には、アストンマーティンのハイパフォーマンステストドライバーであり、ル・マン24時間レースのクラス優勝経験を3度持つダレン・ターナー氏が参画しました。ドライビングポジションは実車のヴァルキリーを忠実に再現し、ドライバーがハイパーカーのコクピットに身を沈めるような感覚を追求しています。

また、映像表示には49インチの湾曲ディスプレイを採用。さらに、NVIDIA RTXグラフィックスを組み合わせることで、高精細かつ没入感の高いレーシング体験を実現しています。

今回の「AMR-C01-R Hypercar Edition」で新たに採用された最大の特徴が、アストンマーティン・ヴァルキリー専用ステアリングホイールです。各ユニットは受注生産方式で製作され、サイド部分やロータリースイッチのカラーリングをオーナーの好みに応じてカスタマイズ可能。世界に一台だけの特別な仕様に仕立てることができます。

ダレン・ターナー氏は、「開発ではドライビングポジション、ステアリングフィール、レース体験そのものに重点を置きました。それこそがシミュレーターにリアリティを与える要素です。ヴァルキリー・ハイパーカーのシートに座っているかのような感覚を目指しました」とコメントしています。

一方、アストンマーティンのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるマレク・ライヒマン氏は、「ヴァルキリーは、これまでで最も過激で妥協のないアストンマーティンの一台です。その個性は、今回のシミュレーターにも自然に受け継がれています。ル・マン参戦車両から直接影響を受けながらも、アストンマーティンのデザインの核である彫刻的な造形美とプロポーションを維持しています」と語っています。

製造は英国国内で行われ、すべてハンドビルドによる受注生産となります。シミュレーター本体には、実車のモータースポーツ技術を想起させるカーボンファイバー製モノコックを採用。先進技術を包み込む建築的なフォルムとともに、アストンマーティンならではのラグジュアリー性も追求しました。

「AMR-C01-R Hypercar Edition」は、単なるゲーム機器ではなく、ル・マンの舞台で戦うヴァルキリーの情熱と興奮を自宅へ持ち込むための特別な一台です。世界24人のオーナーだけが手にすることのできる、究極のドライビングシミュレーターといえるでしょう。

【ひとこと解説】
ダレン・ターナー
は、1974年生まれのイギリス出身レーシングドライバーで、長年にわたりアストンマーティン・レーシングのワークスドライバーとして活躍してきました。キャリア初期にはマクラーレンF1チームのテストドライバーを務め、その後ツーリングカーやGTレースへ転向しています。特に耐久レースで高い評価を得ており、ル・マン24時間レースでは2007年、2008年、2017年にクラス優勝を果たしています。Aston Martin Vantageを駆る姿はWECの象徴的存在とされ、現在もレース活動に加えて、アストンマーティンの高性能車開発におけるテストドライバーとして重要な役割を担っています。

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