フェラーリ、100フィート級“空飛ぶ”外洋モノハル艇「Hypersail」のカラーリング公開。デザインウイークで新境地へ

・100フィート飛行型モノハル艇が切り開く海上性能革命
・Giallo Flyと新色グレーが織り成す伝統と未来の融合
・太陽光発電パネルまで歩行可能とする実戦機能美の到達点

フェラーリは2026年4月21日、ミラノデザインウイークにあわせ、100フィート級フライング・オーシャン・モノハル艇「Hypersail(ハイパーセール)」のリバリー(外装デザイン)を公開しました。

Hypersailは、外洋セーリング技術とフェラーリのデザイン思想を融合したプロジェクトです。風・水・速度の相互作用から各部形状を導き出し、性能を起点に美しさへ昇華させた点が特徴です。船体はモノハルを採用し、流体性能と空力性能の高効率化を狙っています。

スタイリング面では、流麗なシルエットにフェラーリ モンツァ SP1/フェラーリ モンツァ SP2のプロポーション思想を反映。デッキ上のキャビン外観は、ル・マン優勝車フェラーリ 499Pのグラフィックアーキテクチャーを想起させます。さらに細部にはラ・フェラーリやフェラーリ F80の要素も盛り込まれました。

カラーリングは、フェラーリの象徴色のひとつ「Giallo Fly」を採用。船名の“Fly”と、フォイリングで水上を飛ぶ性能を言葉でもリンクさせています。船体主素材のカーボンファイバーには、新開発色「Grigio Hypersail」を設定。軽さと高性能を視覚的にも表現しました。黄色はキャビン、フォイル、船体ラインに配され、フェラーリ 512 BBを想起させる色分けも取り入れています。

機能面では、デッキと船体側面に太陽光パネルを統合。航海中の日照条件を解析して配置され、歩行可能なグリップ面や専用固定機構も備えます。加えて、風力・太陽光・船体運動から回収した再生可能エネルギーを活用する点も大きな見どころです。

なお、2026年4月22日から26日まで、フェラーリ フラッグシップ ストアで展示を実施。さらにハイライン・ミラノのテラスには、専用ライトハウス・インスタレーションも設置されます。

【ひとこと解説】
モノハル艇
は単一の船体で浮力を得る最も伝統的な船の形で、小型ヨットから大型貨物船まで幅広く採用されています。単胴ゆえに船体中央に重量やバラストを集中させやすく、復元力(self-righting)に優れるのが特徴です。特に帆走艇では、重いキールを船底深くに配置することで、横風で傾いても自ら起き上がる強い復元モーメントを生み、安全性を高めています。 船底形状は丸型、V型、フラットなど用途に応じて異なり、丸型は乗り心地、V型は波切り性能、フラットは静止安定性に優れます。構造がシンプルで建造コストを抑えられ、貨物を深い船倉に大量に積める点も商船で広く使われる理由です。

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