アルピーヌ70周年の祝祭が完結。次世代A110へ向け新時代が始動

【ポイント】
・70年の歴史と未来が交差する壮大な節目
・A390スポーツファストバック初披露による新章開幕
・世界25市場と300拠点体制へ向かう飛躍
アルピーヌは2026年6月22日、創業70周年を祝う1年間の記念行事を締めくくり、新たな時代の幕開けを宣言しました。1955年6月22日にジャン・レデレ氏によって創設されたブランドは、軽量性、ドライビングプレジャー、革新性という理念を継承しながら次のステージへ進みます。
2025年5月には創業の地ディエップで70周年イベントを開催し、数千人のファンが集結しました。歴代モデルと現行車が一堂に会する中、新型「A390スポーツファストバック」が初公開されました。会場ではスポーティなシティカー「A290」シリーズに加え、ブルー、ホワイト、レッドの特別カラーをまとった限定車「A110 R 70」も披露されました。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、ラリー仕様「A290 Rallye」が世界初の走行を実施しました。また、水素燃料V6エンジン「Hy6」を搭載する「アルペングロー Hy6」が英国でダイナミックデモを実施し、「A110 R Ultime」と新型A390も登場しました。さらにBWTアルピーヌF1チームが連日デモランを行い、モータースポーツのDNAをアピールしました。

2026年のレトロモビルでは、1973年の世界ラリー選手権タイトルを象徴するベルリネットの市販車と競技車両を展示。現代の高性能モデルとして「A110 R Ultime」も披露され、高度なパーソナライゼーションプログラムとともにブランドの現在を示しました。

ル・マン・クラシックでは、コレクターやドライバーが歴代モデルを走らせ、世界各地のクラブや販売ネットワークも70周年を祝いました。
アルピーヌは現在25市場で展開しており、販売拠点は2026年末までに210か所から300か所へ拡大する計画です。ラインアップの中核となるのは、ベストセラーとなっているスポーティシティカー「A290」、新型「A390スポーツファストバック」、そして2027年に登場予定の次世代「A110」の3モデルです。

70周年の締めくくりとして、写真家兼アーティストのアクセル・ルオモーリー氏による写真集を公開。光と影をテーマに30台以上で構成されるアルピーヌコレクションの魅力を表現し、回顧映像とともにブランドの歴史を記録しました。
70年を迎えたアルピーヌは、これまで以上に若々しく、新たな挑戦へ向かっています。次世代A110は2027年の登場が予定されています。
【ひとこと解説】
ジャン・レデレはフランスの自動車実業家で、アルピーヌの創業者として知られています。1922年にディエップに生まれ、若くしてルノーの正規ディーラーとなりました。1950年代にはルノー4CVでラリーに参戦し、多くの勝利を収めます。こうした成功を背景に、1955年にスポーツカーブランド「アルピーヌ」を設立し、A106、A108、そして名車A110へと発展させました。軽量で俊敏な車づくりの哲学は1973年のWRC初代チャンピオン獲得へとつながり、アルピーヌを世界的なブランドへと押し上げました。















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