シュコダ、新型7人乗りEVフラッグシップ「Peaq(ピーク)」の英国仕様を発表。航続距離628km・価格5万1980ポンドから

【ポイント】
7人乗りEVフラッグシップの誕生
390マイル航続と199kW急速充電の実力
シュコダ初採用技術が切り拓く新時代

シュコダは、新型電気SUV「Peaq(ピーク)」の英国仕様と価格を発表しました。英国での価格は5万1980ポンド(OTR)からで、受注開始は2026年9月を予定しています。ブランド最大のEVとして電動ラインアップ拡充の中核を担うモデルです。

PeaqはMEBプラットフォームを採用し、全長約4.9m、ホイールベース2965mmのボディに7人乗りレイアウトを採用しています。ラゲッジ容量は7人乗車時で299L、3列目格納時は890L、2・3列目を倒すと最大2075Lまで拡大。さらに37Lのフロントトランク(フランク)も備えています。

パワートレインは86kWhの大容量バッテリーを搭載する「90」と「90x」の2種類を設定します。最高出力は286PS~299PSで、後輪駆動または四輪駆動を選択可能です。WLTP航続距離は最大390マイル(約628km)を実現し、199kWの急速充電では10~80%まで約28分で充電できます。四輪駆動の90xは0-62mph(約100km/h)加速6.8秒の性能を誇ります。さらに、高電圧バッテリーから外部機器へ給電できるVehicle-to-Load(V2L)機能にも対応します。

デザインは「Modern Solid」デザイン言語をさらに進化させ、発光式「Tech-Deck Face」や18セグメントのフルLEDマトリクスヘッドライト、19~21インチホイールを採用。ボディカラーは9色を設定します。インテリアには13.6インチ縦型ディスプレイと10インチデジタルメーターを組み合わせた最新Androidベースのインフォテインメントシステムを搭載し、SpotifyやYouTube、Google Mapsなどのアプリにも対応します。2027年からはARヘッドアップディスプレイもオプション設定されます。

Peaqではシュコダ市販車として初めて、格納式フラッシュドアハンドルを採用しました。走行中や施錠時にはハンドルがボディ内に収納され、空力性能を向上させます。また、電圧制御によって透過率を変更できる9分割式のエレクトロクロミック・パノラマガラスルーフも初採用され、シュコダ史上最大のガラスルーフとなります。さらに、スマートフォンやスマートウォッチで車両を解錠・始動できるデジタルモバイルキーも新たに導入されました。

利便性も高められており、シュコダ初となるウォッシャー液一体型ワイパーブレードを採用したほか、最大25W対応のQi2ワイヤレス充電、折りたたみテーブル、ディスプレイクリーナー、USBポート、ラゲッジルームのQRコードガイドなど、多彩な「Simply Clever」装備を備えます。室内には50kg以上のリサイクル素材も使用され、環境性能にも配慮されています。

英国仕様はSE L、Edition、SportLineの3グレード構成です。SE Lは5万1980ポンド、Editionは5万5130ポンド、SportLineは5万8280ポンドから設定され、四輪駆動モデルもラインアップします。全車に交通標識認識、フロントアシスト、ターンアシスト、クロストラフィックアシスト、ブラインドスポット検知、予測型アダプティブクルーズコントロールなど最新の運転支援システムを標準装備し、シュコダの新たな電動フラッグシップにふさわしい高い商品力を実現しています。

【ひとこと解説】
MEB(Modular Electric Drive Matrix)プラットフォーム
は、フォルクスワーゲンが電気自動車専用に開発したモジュラー構造のアーキテクチャ。バッテリーを床下に配置し、前後重量配分を最適化することで、広い室内空間と安定した走行性能を両立する点が特徴。モーターやインバーター、充電系を共通化することで、SUV・ハッチバック・ミニバンなど多様な車種を効率的に展開できる。さらに、ソフトウェア更新やエネルギーマネジメントを統合した車両OSと連携し、OTAによる機能進化にも対応。量産性と拡張性を重視したMEBは、ID.シリーズを中心にVWグループの電動化戦略を支える基盤となっている。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次