新時代を告げる“タイプ01”誕生。ジャガーが1000PS超の電動GTで再出発

・“タイプ”の名を継ぐ伝統と革新の融合
・1000PS超と1300Nmが生む圧倒的パフォーマンス
・ゼロエミッション時代を象徴するブランド再始動
ジャガーは2026年5月13日、新たなラグジュアリー4ドアGTの正式名称を「Jaguar Type 01」と発表しました。ブランドにとって新時代の幕開けを象徴するモデルであり、ジャガーのデザイン、テクノロジー、パフォーマンスの革新性を未来へ継承する存在として位置付けられています。
「タイプ01」という名称には明確な意味が込められています。“タイプ”は1951年のル・マン優勝車「Cタイプ」から続くジャガー伝統のネーミングを受け継ぐものです。そして“0”はゼロ・テールパイプ・エミッション、すなわち完全電動化を意味し、“1”は新世代ジャガー第一号車であることを示しています。
新型タイプ01は、英国で設計・開発・生産される完全新世代EVです。革新的な新ボディアーキテクチャーを採用し、これまでのEVとは一線を画す存在感を実現。ボンネットとウインドスクリーンの接合部には、新世代ジャガーのシグネチャーとなる“ストライクスルー”モチーフが配置され、力強いリニアグラフィックによって未来的な印象を演出しています。
パワートレインにはトライモーター技術を採用。最高出力は1000PS超、最大トルクは1300Nm以上という圧倒的な性能を誇ります。ラグジュアリーGTとしての洗練性と、ジャガーらしい刺激的なドライビング体験を両立することが狙いです。
ジャガーはこれまで、「Jaguar E-Type」や「Jaguar F-TYPE」といった名車を通じ、優雅さと高性能を兼ね備えたモデルを生み出してきました。新型タイプ01もそのDNAを継承しつつ、電動化時代に合わせて再解釈されたモデルとなります。
ジャガーのマネージングディレクターであるロードン・グローバー氏は、「タイプ01は完全なブランドリセットを象徴する存在であり、“1”は新章最初の一台、まさに唯一無二の存在を意味する」とコメントしています。
タイプ01のプロトタイプは、モナコ E-Prix開催期間中のモナコ市街地に登場予定です。特徴的なカモフラージュラッピングをまとい、Jaguar TCS RacingのフォーミュラE参戦とともに、その存在感をアピールします。
正式発表は2026年後半を予定。大胆なモダニストデザインと先進技術、そして直感的なドライビングダイナミクスは、今後のジャガー車全体の方向性を示す重要なモデルとなりそうです。
【ひとこと解説】
ジャガーCタイプは、1951年に登場したジャガーの純レーシングスポーツで、ル・マン24時間レースを制した名車として知られます。軽量チューブラーフレームに流麗なアルミボディを組み合わせ、当時最先端のディスクブレーキを実戦投入した革新的モデルでした。エンジンはXK120譲りの3.4リッター直列6気筒を高出力化して搭載し、優れた空力性能と相まって高速安定性を実現。1951年と1953年のル・マンで優勝し、ジャガーの技術力とブランド価値を世界に示しました。Cタイプは後のDタイプ、Eタイプへと続くジャガーのレーシングDNAを確立した歴史的存在です。










コメント