Renault Clio、LPG×EDCで進化。最大1450km走行を実現する新「Eco-G 120」登場

・LPG+ガソリンによる1450kmロングレンジ性能
・120hp&200Nmへ進化した新世代Eco-Gユニット
・EDCデュアルクラッチAT採用による快適走行性能
ルノーは2026年5月5日、 ルノー・クリオのラインアップを拡充し、新たな「Eco-G 120 hp EDC」パワートレインを追加すると発表しました。受注は同日より開始され、ユーザーへの納車は2026年夏を予定しています。価格は2万1900ユーロからで、月額220ユーロのリースプランも用意されます。

新たに導入されるEco-G 120は、ガソリンとLPG(液化石油ガス)を組み合わせたバイフューエル仕様です。39Lのガソリンタンクに加え、50LのLPGタンクを搭載し、2種類の燃料を使い分けることで最大1450kmという優れた航続距離を実現しました。これはBセグメントモデルとして大きなアドバンテージとなり、個人ユーザーだけでなく法人需要にも応える仕様とされています。
搭載されるのは1.2L直列3気筒ターボエンジンです。最高出力は120hp(90kW)、最大トルクは200Nmを発生。従来の「Eco-G 100」と比較すると、出力は20hp、トルクは30Nm向上しました。さらにLPGタンク容量も40Lから50Lへ拡大され、ロングツーリング性能を大きく高めています。このエンジンは、同ブランドのルノー・キャプチャーやルノー・ シンビオズにも採用されるユニットです。

今回のトピックのひとつが、EDCデュアルクラッチATの組み合わせです。2クラッチ構造による素早い変速でトルクの途切れを抑え、滑らかで快適な加速フィールを実現します。市街地から高速道路まで幅広いシーンで扱いやすく、ステアリングパドルによるマニュアル操作にも対応。ドライバーの好みに応じた走りを楽しめます。
環境性能も見逃せません。LPGモード時の燃費は6.5L/100km、CO₂排出量は105g/km。ガソリンモードでは5.4L/100km、122g/kmとなっています。燃料価格が1Lあたり約1ユーロとされるLPGを活用することで、日常的なランニングコスト低減にも貢献します。
ルノーグループとダチアは15年以上にわたりLPG技術を展開しており、今回のシステムもメーカー純正として開発された高い信頼性を特徴とします。なお、荷室容量は260Lを確保しています。
また、クリオのパワートレインラインアップには、TCe 115ガソリンエンジンや160hp仕様のフルハイブリッド「E-Tech」も設定され、多様なニーズに応える構成となっています。
【ひとこと解説】
ダチアはルーマニア発の自動車ブランドで、現在はルノー傘下として“必要十分な価値”を追求する実用志向のメーカーです。装備を最小限に抑え、堅牢な構造と効率的な生産体制を徹底することで、欧州でも屈指の手頃な価格帯を実現しています。代表車種のダスターやサンデロは、質実剛健な走りと維持費の安さで高い支持を得ています。近年はアウトドア志向を強め、ブランドロゴの刷新や電動化にも取り組みつつ、無駄を排した“スマート・バイ”という価値観を明確に打ち出しています。
















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