ジャガー「Type 01」のインテリア初公開 4つの空間を生む大胆なセンタースパイン

【ポイント】
・キャビンを貫き、4つの独立空間を生み出す劇的なセンタースパイン
・トラバーチン石と職人のテキスタイルに着想を得た、五感に訴えるモダンラグジュアリー
・10月6日のニューヨーク公開へ向け、量産車へと昇華されたジャガー新時代のデザイン哲学
ジャガーは2026年8月12日、新型「Type 01」のインテリアを初公開しました。Type 01は、ジャガーの新たなクリエイティブ哲学を採用する初の量産車で、2026年10月6日にニューヨークで正式公開されます。
最大の特徴は、キャビンを前後方向に貫く「センタースパイン」です。一般的な横方向を強調するインテリアとは対照的に、車体の縦方向の長さを際立たせ、車内に4つの独立した空間を形成します。コンセプトカーで示された考え方を量産車へと発展させたもので、低い着座位置とともに、ドライバーを包み込むようなGTドライビングポジションを実現しています。

室内のカラーパレットは、トラバーチン石が持つ普遍的な美しさから着想を得ました。さらに職人によるテキスタイルの豊かな質感を取り入れ、センタースパインには真鍮をイメージした仕上げを採用。この意匠はドア上部にも連続し、キャビン全長にわたるシグネチャー要素にはジャガーの「リーパー」があしらわれています。
ダッシュボードはスリムに設計され、ボンネットから室内へと連続する「ストライクスルー」エレメントによって、エクステリアとインテリアの境界を視覚的に融合させています。大胆な直線表現を用いながら、ひとつの造形としてまとめられている点もType 01ならではです。
インフォテインメントも室内建築の一部として統合され、必要なときだけ操作できるデジタルインターフェースを採用しました。フロントガラス下端中央にはデジタル式「ClearSight Rear View Display」を配置。左右ドアミラーと同じ高さに設定することで、ドライバーが視線を集中しやすい設計としています。

さらに、隠された収納スペースや必要時のみ現れるテクノロジー、意外性のある差し色なども盛り込み、ジャガーが掲げる「Exuberant Modernist」の思想を表現しています。
Type 01のプロトタイプはモントレー・カー・ウィークで北米デビューし、新たな専用ラッピングを披露します。8月16日のペブルビーチ・コンクール・デレガンスにも登場し、その後10月6日にニューヨークで全貌が明らかにされる予定です。
【ひとこと解説】
トラバーチン石は、温泉水や地下水に含まれる炭酸カルシウムが沈殿してできる石灰質の堆積岩で、緻密なものから多孔質のものまで構造が多様です。水が二酸化炭素を失うことで炭酸カルシウムが析出し、層状・縞状の独特の模様が生まれます。特に多孔質で軟らかいタイプは「トゥファ」と呼ばれます。色は白から黄褐色が一般的で、不純物により茶色などにも変化します。古代ローマでは建築材として広く利用され、コロッセオにも使われました。現代でも床材・外装材など装飾石材として人気があります。












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