アルピーヌ、電動ラリーの新章開幕!A290 Rallyeが示す“情熱×革新”のモータースポーツ革命

- ルノー・グループ初の100%電動ラリーカー「A290 Rallye」が誕生
- 公道モデル「A290」をベースに軽量・俊敏な走りと環境性能を両立
- 初参戦は創立70周年を迎える2025年末、次世代顧客レーシングの象徴に
アルピーヌ(Alpine)は2025年10月22日、ブランド初となる100%電動ラリーカー「A290 Rallye(A290ラリー)」を発表しました。本モデルは、ルノー・グループとしても初の電動カスタマーレーシング車両であり、創業70周年を迎える節目の年に、持続可能かつ刺激的なモータースポーツへの新たな挑戦を象徴する存在となります。
アルピーヌ・ハイパーテック副社長アクセル・プラス氏は、「A290 Rallyeは情熱と革新を融合したプロジェクトです。環境への配慮とドライビングプレジャーの両立という難題に挑み、モータースポーツの新たな可能性を切り開きます」とコメントしました。

A290 Rallyeは、市販モデル「A290」をベースに開発され、軽快なハンドリングと俊敏な応答性を備えたコンパクト電動ホットハッチです。A290のデザインDNA—タイトなボディライン、X字型ヘッドライト、低重心シャシー構造—を受け継ぎつつ、競技向けにチューニングが施されています。パワートレインは高出力電動ユニットを採用し、レスポンスとトラクションを最適化。アルピーヌ特有の軽量設計と正確なステアリングフィールが、舗装・未舗装を問わず精密なコントロールを可能にします。
アルピーヌ・モータースポーツ副社長ブルーノ・ファマン氏は、「A290 Rallyeは私たちの哲学そのもの。電動でも走る歓びを犠牲にしない、手の届くモータースポーツの実現を目指しています」と語っています。

本プロジェクトは、2023年末にディエップのマニュファクチュール・アルピーヌ・ジャン・レデレ工場とヴィリー=シャティヨンのハイパーテック・アルピーヌで始動。公道モデルを設計したエンジニア陣とモータースポーツ部門が密接に連携し、熟練ドライバーだけでなく初心者でも扱いやすい“参戦しやすい電動ラリーカー”を目指しました。
アルピーヌ・レーシング副ディレクターのフランソワ・シャンポ氏は、「我々の目標は単なる電動車を競技に出すことではなく、誰もがすぐに楽しめる“アルピーヌ”を創ることでした」と強調します。
A290 Rallyeは2025年内に競技デビュー予定で、電動モータースポーツの未来を切り拓く新たなマイルストーンとなります。環境対応と走りの歓びを両立させたこのモデルは、アルピーヌの伝統と未来をつなぐ“マニフェスト”と言えるでしょう。
【ひとこと解説】
A290は、アルピーヌ初の量産電気自動車(EV)であり、同ブランドのDNAである「軽さ・俊敏さ・走る歓び」を都市型モビリティに融合させた新世代ホットハッチです。シャープなボディラインとX字型ヘッドライトが特徴で、低重心設計のシャシーや精密なステアリングにより優れたハンドリングを実現。最上級グレード「A290 GTS」は最高出力220馬力を発揮します。走行性能と環境性能を両立し、日常使いからスポーツ走行まで楽しめる電動スポーツとして位置づけられています。















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