ランボルギーニ、太陽光発電設備を大規模拡張。年間1,200トンのCO₂削減で持続可能な未来へ

- サンタアガタ本社の太陽光発電設備を拡張、年間1,200トンのCO₂削減を実現
- 発電量は約289万kWh増加、エネルギー自給率とカーボンニュートラル体制を強化
- 世界エネルギーの日に合わせ、持続可能な生産体制の象徴として発表
アウトモビリ・ランボルギーニは2025年10月21日、「世界エネルギーの日」(10月22日)に合わせ、サンタアガタ・ボロニェーゼ本社工場の太陽光発電設備を拡張したことを発表しました。このプロジェクトは同社の脱炭素化戦略における新たな一歩であり、エネルギー自立性をさらに高める取り組みとなります。
ランボルギーニは2010年に初の太陽光発電システムを導入し、当時は1万5,000㎡の面積で年間200万kWhを発電。約800トンのCO₂削減を実現するなど、地域最大級の設備として注目を集めました。その後も環境への取り組みを強化し、2015年には自動車業界で初めて生産拠点の「カーボンニュートラル認証(DNV認定)」を取得。アウディグループ内でも先駆的な存在となりました。
今回の拡張では、倉庫棟の屋根に新たに4,000枚以上のソーラーパネルを設置し、面積は約1万2,000㎡、総発電容量は2.5MWhに達します。これにより年間約289万kWhの再生可能電力を追加供給でき、年間1,200トンのCO₂排出削減が見込まれます。
生産責任者ラニエリ・ニッコリ氏は、「ランボルギーニの工場は、卓越した製造技術と環境責任を両立させる“革新のラボ”です。今回の拡張は持続可能な生産への確固たる投資であり、カーボンニュートラル10周年という節目にふさわしい成果です」とコメントしました。
この拡張は、ランボルギーニが掲げる「脱炭素ロードマップ」における重要なマイルストーンであり、今後もエネルギー効率の向上、直接排出の削減、そして残余排出のオフセットを組み合わせながら、持続可能なスーパーカーブランドとしての道を歩み続けることを示しています。
















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