デザインが走りを彩る。アルド・ドルディが描くランボルギーニ・スーパートロフェオ・ワールドファイナルズ2025

・ランボルギーニのワンメイク世界決勝「スーパートロフェオ・ワールドファイナルズ」がミサノで開催
・モトGPのヘルメットデザイナー、アルド・ドルディが手掛けた特別ポスターが注目を集める
・デザインとパフォーマンス、アートとスピードが融合する“イタリアン・モーターバレー”の象徴的イベント
2025年10月29日、ランボルギーニは今週末にイタリア・ミサノで開催される「スーパートロフェオ・ワールドファイナルズ2025」に向け、注目のアートワークを発表しました。今年で第12回を迎える同イベントは、アメリカ、アジア、ヨーロッパ各地域のシリーズチャンピオンが一堂に会するワンメイクレースの頂点であり、世界中のチームやドライバー、ファンが熱狂する一大決戦です。
その華やかな舞台を彩るのが、モトGPチャンピオンたちのヘルメットを手掛けてきた著名デザイナー、アルド・ドルディ(Aldo Drudi)による特別ポスターです。彼は「スピードは色そのもの。走りの軌跡をデザインとして表現することが私の仕事です」と語ります。ドルディは、グラフィックとスピードを融合させる“モダニスト”として知られ、レースカルチャーをアートに昇華する第一人者です。
今回のポスターは、2024年に彼が手がけたミサノ・ワールド・サーキットの「#RideOnColors」プロジェクトに続く作品。総面積2万平方メートル以上のランオフエリアをアドリア海沿岸の色彩で染め上げた同作品で、彼はイタリア工業デザイン協会の名誉「コンパッソ・ドーロ賞」を受賞しました。今回のポスターも、海と太陽、ビーチライフの色彩をモータースポーツのエネルギーと融合させた“ランドアート”として制作されています。
ドルディは「ランボルギーニのポスターを描くことは、スピードと色彩の対話そのもの。走りの情熱と芸術の表現が交差する瞬間です」と語り、創作の原点を“狂気と想像力”にあるとしています。彼にとって、ランボルギーニ創業者フェルッチオ・ランボルギーニの挑戦心こそ、自身の創作精神と重なる存在です。
スーパートロフェオ・ワールドファイナルズ2025は、11月7日から9日までミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催。37チーム・140名のドライバーが出場し、2回の予選と2レースを経て年間世界王者が決定します。開催地は毎年変わり、アメリカ・アジア・ヨーロッパを巡るこの大会は、ランボルギーニ・オーナーやファンを世界中から惹きつける特別な祭典です。
60年以上にわたり“大胆・予想外・本物”を理念に掲げるランボルギーニ。その象徴であるスーパートロフェオは、ハイパフォーマンスとデザインの融合を体現する場であり、アルド・ドルディのアートがそこにさらなる色彩と情熱を添えています。
【ひとこと解説】
アルド・ドルディ(Aldo Drudi)は、イタリアを代表するモータースポーツデザイナーで、モトGPのトップライダーたちのヘルメットを手がけてきたことで知られています。独自の色彩感覚とスピード感あふれるグラフィックで、アートとレーシングの融合を追求。自身のスタジオ「Drudi Performance」では、マシンやウェア、サーキットデザインまで幅広く手掛けています。2024年にはミサノ・サーキットのカラープロジェクトで「コンパッソ・ドーロ賞」を受賞し、世界的な評価を得ました。















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