電動スーパースポーツの新基準。ルーシッド・エア・サファイア、2026年ドイツ・パフォーマンスカー・オブ・ザ・イヤー受賞!

  • ルーシッド・エア・サファイアが「German Car of the Year 2026」パフォーマンス部門で受賞
  • 最高出力1,251PS、0–100km/h加速2秒未満、最高速330km/hを誇るEVセダン
  • 長距離航続694km(WLTP)を実現し、スーパーカー性能と実用性を両立

ルーシッド・グループ(Lucid Group, Inc.)は、フラッグシップEV「Lucid Air Sapphire(ルーシッド・エア・サファイア)」が2026年ドイツ・パフォーマンスカー・オブ・ザ・イヤー(GCOTY)を受賞したと発表しました。世界でもっとも要求水準が高いとされるドイツ市場での栄誉は、同モデルが電動パフォーマンスカーの新たな基準を打ち立てたことを意味します。

エア・サファイアは、世界初のフル電動ラグジュアリー・スーパー・スポーツセダンとして開発されたモデルで、3基の自社製電動モーターを搭載。システム総出力は1,251PS、最大トルク1,940Nmを発生し、0–100km/h加速は2秒未満、最高速度は330km/hに達します。さらに、WLTP基準で航続距離694km、エネルギー消費率19.1kWh/100kmという効率性も兼ね備えています。

価格はドイツ市場で25万ユーロ(約4,000万円)からで、法人向けリースプランも月額2,999ユーロ(税別)から提供されます。

ルーシッド・ヨーロッパ代表ローレンス・ハミルトン氏は次のように述べています。
「この受賞は、Air Sapphireが最もバランスの取れた高性能EVであることを証明しました。極限のパフォーマンスと日常の快適性を両立するその技術は、比類ないアジリティと多様性をもたらしています。」

また、プロダクト担当上級副社長兼チーフエンジニアのエリック・バッハ氏はこう続けます。
「3モーターのLucid Airは、開発当初から想定されていた構成であり、他のAirシリーズ同様、後席の広さや大容量のトランク・フランク、優れた効率性といった利点をすべて保持しています。」

GCOTYアワードは、ドイツを拠点とする30名の独立自動車ジャーナリストによって選出される権威ある賞で、革新性、デザイン、走行性能、感情的魅力、品質など12項目で評価されます。パフォーマンス部門では、新型スポーツカーやハイパフォーマンスモデルが対象となり、テスト走行を経て総合評価が行われます。

審査員の共同創設者イェンス・マイナース氏は、「ルーシッド・エア・サファイアは、ドイツのアウトバーン市場が求める最高水準の性能と完成度を示した」と称賛しています。

その名にふさわしく、Lucid Air Sapphireは極限性能と長距離ツーリングの快適性を融合したEVの到達点。電動化時代における“究極のグランドツアラー”として、EVパフォーマンスカーの未来を切り拓く存在となっています。

【ひとこと解説】
ルーシッド・モーターズ(Lucid Motors)は、アメリカ・カリフォルニア州ニューアークに本拠を置く高級電気自動車メーカーです。2007年に設立され、当初はEVバッテリー技術を開発していましたが、後に自社ブランド車の生産へ転換。2021年に「ルーシッド・エア」でデビューし、最高出力1,200PS超・航続800km級の性能で注目を集めました。独自開発の電動パワートレインと高効率設計により、テスラを凌ぐ次世代プレミアムEVメーカーとして急成長しています。

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