ルーシッド、ウーバーから3億ドルの出資受け入れを完了。次世代ロボタクシー計画が本格始動

  • ウーバーがルーシッドに3億ドル(約450億円)を出資、7月に発表された計画が正式に完了
  • ルーシッドのEV技術とNuro Driver™の自動運転を融合し、ウーバー専用の次世代ロボタクシーを開発
  • アリゾナ工場で生産し、今後6年間で2万台以上を展開予定

ルーシッド・グループは2025年9月4日、ウーバー・テクノロジーズからの3億ドルの戦略的投資が完了したと発表しました。本投資は7月に発表されたプレミアム次世代ロボタクシー計画の一環であり、両社の提携強化と自動運転開発費用の支援に充てられます。

新たなロボタクシーはルーシッドのEV技術プラットフォームを基盤とし、アリゾナ州の工場で生産。稼働はウーバーの配車ネットワークに限定され、2026年にも米国の大都市でサービス開始を予定しています。搭載されるのはルーシッド「グラビティ」のソフトウェア定義型アーキテクチャと、Nuro Driver™によるレベル4自動運転システム。これにより快適性と安全性を兼ね備え、大規模展開を見据えた完全統合型のロボタクシー体験を実現します。

また、グラビティが持つ先進的な電気・制御システム、長距離航続性能がスケーラブルなロボタクシー運用に最適とされています。ウーバーは今後6年間で2万台以上のルーシッド車両を導入する方針です。

ルーシッド暫定CEOのマーク・ウィンターホフ氏は「ウーバーの投資は、当社の先進技術が第三者から認められた証です。今後も両社のパートナーシップを深化させ、新市場や新たな機会を模索していく」と述べました。

【ひとこと解説】
ロボタクシーとは、自動運転技術を活用して乗客を目的地まで運ぶ無人タクシーサービスのことです。人間のドライバーを必要とせず、車両に搭載されたセンサー、AI、地図データを組み合わせて走行します。レベル4以上の自動運転技術が前提とされ、限定エリア内で安全かつ効率的に運用されるのが特徴です。利用者は通常の配車アプリを通じて呼び出し、低コストかつ24時間稼働が可能。都市交通の効率化やドライバー不足解消に寄与する次世代の移動サービスです。

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