メルセデス・ベンツ、電動化加速 新型GLCが歴代最高の受注を記録

・新型電動GLC、ブランド史上最多受注という衝撃
・欧州+34%、ドイツ+36%のBEV成長という加速する電動化
・新世代モデル群が牽引する2026年の攻勢の幕開け
メルセデス・ベンツは2026年第1四半期において、乗用車およびバンを合計499,700台販売しました。前年同期比で6%減となったものの、バッテリー電気自動車(BEV)はグループ全体で11%増の50,400台と成長を維持しています。
中でも注目すべきは、新型電動GLCの存在です。発表からわずか3カ月で、同社の電気自動車として史上最多の受注を記録し、極めて高い市場評価を獲得しています。
乗用車部門では419,400台を販売。中国を除くグローバル販売は前年比5%増となり、特に欧州と米国が成長を牽引しました。欧州では販売台数158,400台で前年比7%増、ドイツ単体でも49,300台で9%増と好調です。
電動化の進展も顕著で、欧州におけるBEV販売は前年比34%増、ドイツでは36%増を記録。新型電動CLAの投入がこの成長を大きく後押ししました。また、欧州全体の電動車(xEV)比率は41%に達しています。

生産面では、電動CLAを生産するラシュタット工場、電動GLCを生産するブレーメン工場ともに3交代制でフル稼働し、土曜日稼働も含めた増産体制が敷かれています。
米国市場も大きな成長を見せ、販売台数は81,100台で前年比20%増。高級モデルブランドであるMercedes-AMGは5%増、Mercedes-Maybachは34%増と、トップエンドモデルの需要の強さも際立っています。
一方、中国市場は111,600台で27%減となりましたが、これはモデル切替期による影響とされています。同社は今後、中国市場向けに最新のインフォテインメントや高度運転支援機能を搭載した新モデルを展開予定です。
さらに2026年は新型SクラスやGLS、GLEなどの投入に加え、電動Cクラスの世界初公開も控えており、商品攻勢が続きます。電動GLC、CLA、GLBといった新世代EV群の高い需要が、同社の電動化戦略を力強く後押ししています。
メルセデス・ベンツは、これらの新型モデルの供給拡大により、今後さらなる販売成長と電動車比率の向上を目指すとしています。
【ひとこと解説】
新型電動CLAは、メルセデス・ベンツが次世代コンパクトEVとして位置づけるモデルで、「エントリーラグジュアリーの再定義」を掲げた新アーキテクチャ MMA(Mercedes‑Benz Modular Architecture) を初採用します。空力を極限まで追求したクーペスタイルのボディはCd値0.23前後とされ、効率とデザインを両立。駆動系には次世代電気モーターと新開発バッテリーを搭載し、最大約750km(WLTP想定) の航続距離を目指す高効率パッケージが特徴です。800Vシステムにより急速充電性能も大幅に向上し、短時間で長距離走行が可能になります。内装はMBUX次世代版とパノラミックスクリーンを採用し、デジタル体験を強化。EV時代における“新しいCLA像”を示す戦略的モデルです。
















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