ポルシェ×スメッグ。モータースポーツの魂を宿す、究極のキッチンアートコレクション誕生

ポルシェと伊ブランド「スメッグ」がコラボし、限定家電コレクションを発表
ル・マン優勝車「917 KHザルツブルク」から着想、全世界1970台限定モデルも登場
冷蔵庫、コーヒーマシン、トースター、ケトル、ブレンダーなど機能美と伝統を融合

2025年10月15日、ポルシェ(Porsche)とイタリアの高級家電ブランド・スメッグ(Smeg)は、デザイン、技術、情熱を融合させた限定コレクション「Porsche x Smeg」を発表しました。自動車とライフスタイルの垣根を超え、モータースポーツの感性をキッチン空間へと取り込んだ革新的なプロジェクトです。

コレクションは、ポルシェ初のル・マン総合優勝を果たした「917 KH ザルツブルク号」(1970年)にインスパイアされた特別仕様の家電を中心に構成。赤いボディと「#23」ロゴを施した冷蔵庫「Fridge 917 Salzburg – Porsche x Smeg」と、同モチーフの「Bean-to-Cup コーヒーマシン」はそれぞれ世界1,970台限定で、金属プレートによるシリアルナンバー付きです。どちらもポルシェのレーシングヘリテージとイタリアンデザインの融合を象徴するコレクターズアイテムです。

その他にも、ポルシェの象徴色「カレラホワイト・メタリック」と「シェードグリーン・メタリック」を採用した限定レンジも展開。冷蔵庫、トースター、ケトル、ブレンダーといった人気モデルにマットブラックのハンドルやポルシェストライプをあしらい、控えめながらも洗練されたデザインを実現しています。

270L冷蔵庫は911 GT3 RSを思わせる造形で、内装にはブラックのアクセントを追加。トースターは6段階の焼き加減調整と「リヒート」「デフロスト」「ベーグル」機能を備え、クラシックデザインと高性能を両立しています。ケトルは1.7L容量で、温度計や操作部にポルシェ由来のメタルアイコンを配置。ブレンダーにはスムージーやアイスクラッシュなど3種の自動モードを搭載し、デザインと実用性を融合させています。

ポルシェ・ライフスタイル・グループCEOのシュテファン・ビュッシャー氏は、「このコラボレーションは、機能を超えた“感情を動かすモノづくり”を追求した結果です」とコメント。スメッグ会長のヴィットリオ・ベルタッツォーニ氏も「ポルシェとの協働で、日常を特別な体験へと変えるプロダクトが誕生した」と語ります。

レーシングカーの轟音と、朝の一杯のコーヒーが交差する場所──「Porsche x Smeg」は、クラフツマンシップとデザイン哲学の共鳴から生まれた、新時代の“機能美”コレクションです。

【ひとこと解説】
スメッグ(Smeg)は1948年にイタリア北部グアスタッラで創業した高級家電ブランドです。社名は「Smalterie Metallurgiche Emiliane Guastalla」の略で、デザイン性と職人技を融合させた製品づくりで知られます。特に1950年代スタイルをモチーフにした冷蔵庫「FABシリーズ」は、世界的なアイコン的存在。機能性と美しさを兼ね備えた家電を多数展開し、フェラーリやドルチェ&ガッバーナなどとのコラボでも注目。イタリアンデザインの象徴的ブランドです。

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