ポルシェ第9のチャージングラウンジが北ドイツに誕生!快適空間と最大400kW充電でEV体験を進化

- ドイツ・ニーダーザクセン州エーヴェンドルフにポルシェ第9の「チャージングラウンジ」がオープン
- 最大400kWの急速充電を6基設置、同時利用でも出力低下なし
- ラウンジには飲料・軽食・Wi-Fi完備、24時間利用可能なプレミアム空間
ポルシェAGは、ニーダーザクセン州のエーヴェンドルフ(ノルトハイデ)にブランド専用の急速充電施設「ポルシェ・チャージングラウンジ」を開設しました。これは同ブランドとして9か所目の設置で、ビジネスやレジャーでハンブルクや北海・バルト海方面へ向かうドライバーにとって理想的な充電拠点となります。
新ラウンジはドイツを縦断するA7高速道路沿い、エーヴェンドルフ出口付近に位置し、最大出力400kWのDC急速充電ポイントを6基備えています。特筆すべきは、全ての充電器が同時稼働しても400kWの高出力が維持されること。これにより、Taycan(タイカン)は10〜80%までわずか18分、Macan(マカン)も21分で同じ充電状態に達します。
ラウンジ内外の設備もプレミアム体験にふさわしい内容です。屋外にはスピーカー付きのシーティングエリアを設置し、室内にはリクライニングチェア、コーヒーマシン、ウォーターサーバー、軽食とソフトドリンクの自販機を完備。高速かつ無料のWi-Fiやモダンな洗面設備も用意され、24時間体制で監視されています。まさに“走りの合間のくつろぎ空間”として設計されています。
このエーヴェンドルフ施設は、ヴュルツブルク近郊のエステンフェルトに続き、A7沿線で2か所目の設置。その他のロケーションとして、ビンゲン・アム・ライン、ハンブルク、インゴルシュタット、レオンベルク、リングスハイム(以上ドイツ)、そしてコブラッハ(オーストリア)とニヨン(スイス)に展開されています。
すべての利用者は「ポルシェID」を用いてアクセス可能で、ナンバープレート認識により自動でゲートが開く仕組みを採用。車両情報の登録は「My Porsche」アプリから行え、アプリ内QRコードやポルシェ・チャージングカードによる認証も可能です。
ポルシェ・チャージングサービスは、現在ヨーロッパ27か国で90万か所以上の充電ポイントを網羅。そのうち約8万5000か所が150kW超の高出力対応ステーションです。さらに「Porsche Charging Service Plus」契約者は、IONITY、Aral pulse、GoFast(スイス)、Fines Charging(ブルガリア)といった提携パートナーのステーションを0.39ユーロ/kWhの特別料金で利用できます。
なお、「My Porsche」アプリは2025年7月、ドイツの自動車誌『Auto Bild』による調査で自動車メーカー系アプリの中で総合1位を獲得。料金体系、アプリの操作性、ネットワーク範囲の各項目で“非常に優秀(very good)”と評価されています。
ポルシェはこの新ラウンジの開設により、電動モビリティにおけるプレミアム体験の新たな基準を打ち立てました。北ドイツの静かな自然に囲まれたエーヴェンドルフの地で、タイカンやマカンのドライバーは最高の充電時間を過ごすことができます。
【ひとこと解説】
「My Porsche」アプリは、ポルシェ車のオーナー向けに提供される統合モバイルアプリで、車両の状態確認やリモート操作、充電管理、ナビゲーション連携などを一括で行えるプラットフォームです。ポルシェIDと連携することで、チャージングラウンジの自動ゲート開閉や料金決済も可能。さらにユーザー体験の直感性と操作性の高さが評価され、2025年にはドイツ誌『Auto Bild』の比較調査で、自動車メーカー系アプリとして総合1位を獲得しました。
















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