- 新たに駐車支援「トレインドパーキング」「リバースアシスト」「透明ボンネット」を搭載
- デジタルキーやアプリ連携で利便性向上、最大7人とキーシェアも可能
- 車内エンタメ拡充、ゲームやAI音声アシスタントで充実した体験を提供
ポルシェは2025年モデルのマカンEVにおいて、駐車支援やデジタル機能、車内エンタメの強化を発表しました。ユーザー体験を飛躍的に向上させる最新装備が数多く盛り込まれています。
駐車支援システムは大きく進化しました。全方位をカバーする「サラウンドビューアシスト」に加え、「透明ボンネット」機能では、フロントやドアミラーのカメラ映像を合成し、車両直前の死角をディスプレイに表示。オフロードや段差でも障害物を確認しやすくしました。「トレインドパーキング」は自宅ガレージなど個別の駐車動作を学習し、自動で再現可能です。さらに「リバースアシスト」は最長50mの進路を記憶し、自動で後退走行を実現し、狭い道路や駐車場での利便性を高めます。
利便性の面では「ポルシェデジタルキー」が追加されました。iPhone、Apple Watch、Android端末で利用でき、近づくだけで解錠・始動が可能です。最大7人までキーを共有でき、アクセス権限を柔軟に設定できます。さらに「My Porsche App」からトランクやフランクの操作も可能となり、日常的な使いやすさが向上しました。
車内エンターテインメントも大幅に進化しています。「App Center」を通じてGameloftやAirConsoleのゲームが利用でき、タッチスクリーンやスマホで操作可能です。助手席専用ディスプレイを利用すれば、走行中でも同乗者がアプリやゲームを楽しめます。Bluetoothヘッドセットを使うことで、ドライバーを妨げることなく没入型の体験が実現します。
また、音声アシスタント「ボイスパイロット」はAIによって進化し、複雑な質問や文脈の理解も可能になりました。車両マニュアル機能も音声で利用でき、運転中に操作方法をすぐ確認できる点も魅力です。
さらに実用性も向上しました。全輪駆動モデルの最大牽引能力は500kg増加し、2,500kgまで対応可能になっています。一部市場では既に納車済みの車両にもアップデートで対応できます。充電プランナーも改良され、充電ステーションや事業者を優先または除外できるようになり、利便性が高まりました。
新型マカンEVは2025年秋からドイツで導入が始まり、年末までに各市場に展開予定です。最新の支援システムとデジタル機能を搭載したマカンは、プレミアムEV SUVの新たな基準を提示する存在となるでしょう。
【ひとこと解説】
ポルシェ・マカンEVは、ブランド初の量産型電動SUVとして登場したモデルで、スポーティな走行性能と日常的な実用性を両立しています。最新のPPE（Premium Platform Electric）を採用し、高効率モーターと大容量バッテリーにより、実用航続距離と高いパフォーマンスを実現しました。四輪駆動仕様も用意され、路面状況を問わず安定した走行が可能です。さらに最新モデルでは駐車支援「トレインドパーキング」やAI音声アシスタント、デジタルキー、ゲームを楽しめるアプリセンターなど、利便性とエンタメ機能も大幅に強化されています。
コメント