ポルシェ、新型カイエン&マカンで挑む国道318号線横断。中国専用アクティブエディション初公開

  • 全長5,476km・44日間を走破するポルシェの壮大な中国横断プロジェクト
  • 中国専用「カイエン/マカン アクティブエディション」に新装備多数採用
  • 標高5,000m級の峠や多様な気候条件で走行性能を実証

ポルシェは2025年春、中国を代表する国道318号線を舞台に、全長5,476km・44日間にわたる壮大なロードトリップを開催しました。上海からネパール国境まで続くこの道は、東西を横断する中国最長級の幹線道路であり、巨大な長江平原から標高5,000mを超える峠まで、地形と気候が劇的に変化する「極限の道」として知られています。今回の挑戦は12ステージに分けられ、都市部の大渋滞から山岳地帯の険しいワインディングまで、あらゆる路面状況を体験できる設計となりました。

このプロジェクトの最大の目的は、中国市場専用に開発された「マカン」と「カイエン」のアクティブエディションを実際の環境で検証し、その魅力を顧客に直接体験してもらうことです。アクティブエディションは、専用カラーのオークグリーンメタリック・ネオやヴェスヴィオスグレー仕上げのホイールを採用し、アウトドア志向のユーザーを意識した装備が満載です。ステンレス製スキッドプレートやアルミ製ルーフレールはルーフテントや荷物の積載に対応し、360度カメラやコンパス表示付きコックピットは険しい山道で威力を発揮。さらに、ベンチレーションシートは長時間ドライブでも快適性を保ち、オフロード走行時でも安心感を提供します。

参加者はポルシェクラブ中国の会員や顧客、さらにはメディア関係者やインフルエンサーまで幅広く募集されました。抽選で選ばれた上海出身のポルシェオーナーは「スピードとは速さではなく、情熱や精度の象徴」と語り、SUVでの新しい走りを楽しみました。また、コンサルタント業に従事するワン・ファン氏は電動マカンを選び、標高差1,000mを超える山岳路を走破。「爆発的な加速と、ヘアピンカーブでの俊敏なハンドリングは想像以上だった」と驚きを隠しませんでした。

ロードトリップは単なる走行体験にとどまらず、地域文化に触れるアクティビティも用意されました。参加者は茶摘みやハイキング、さらには断崖絶壁でのラペリングといった挑戦を体験。ポルシェが掲げる「Go everywhere, fast」というスローガンは、スピードと自由を超えた「人生を豊かにする体験」として形づくられました。

さらに、走行中に体感された装備の細やかさも評価されました。カイエンのステアリングフィールの正確さや、マカンの「911を思わせるデザイン」、シートマッサージ機能の程よい強さなど、細部に宿るポルシェらしい品質が多くの参加者を魅了しました。特に全12ステージを完走した若手実業家のチュワン・チュンチャオ氏は「SUVを運転していることを忘れるほどの鋭いレスポンス」と語り、ブランドへの信頼を一層深めた様子でした。

ロードトリップの終盤には、上海で開幕したオート上海2025に合わせ、新型「カイエン アクティブエディション」と「マカン アクティブエディション」が正式にお披露目されました。会場ではロードトリップの様子がライブ映像で紹介され、観客からは大きな拍手が送られました。伝説の道と最新のSUVが重なり合った今回のプロジェクトは、ポルシェが中国市場において「夢・自由・スピード」というブランドの価値を具体的に示す特別な舞台となりました。

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