- 9月の世界販売台数は63,212台で前年同月比1%増、年初来累計は8%減
- 欧州は3.1万台超で微増も、電動モデルは6%減少し販売比率は61%
- XC60が2万台超で首位、XC40/EX40とXC90が続く
ボルボ・カーズは2025年10月2日、9月の世界販売実績を発表しました。9月の販売台数は63,212台となり、前年同月比で1%増加しました。一方、1月から9月の累計販売台数は514,294台となり、前年同期比で8%減と全体ではマイナス成長となっています。
地域別では、欧州が31,723台と前年同月比1%増。電動化モデル(BEVおよびPHEV)は販売が6%減少したものの、全販売の61%を占める高い比率を維持しました。米国市場では8,758台を販売し3%増加しましたが、電動モデルは21%減少しました。中国市場では12,166台と前年同月比6%減でしたが、電動モデルは2,021台で48%増と大きく伸びています。
モデル別では、ミッドサイズSUVのXC60が20,496台を販売し、前年の18,096台から大きく増加して首位に立ちました。次いでコンパクトSUVのXC40/EX40が15,904台(前年13,930台)、フラッグシップSUVのXC90が8,252台(前年8,546台)と続きました。
全体としてボルボは、グローバル販売で微増を確保しながらも、地域やパワートレインごとの伸びに差が見られる結果となりました。特に中国市場における電動モデルの伸長が際立ち、ブランドの電動化戦略における重要な要素となっています。
【ひとこと解説】
2025年9月の販売データによると、ボルボの最大市場は欧州で31,723台を販売し全体の約半分を占めました。続いて中国が12,166台、米国が8,758台と続きます。欧州は電動化比率が61%と高水準を維持しつつ微増、中国は販売全体は減少したものの電動モデルが48%増と急伸、米国は販売が堅調ながら電動車が減少するなど市場ごとに特徴が異なります。この順番で欧州、中国、米国がボルボの主力市場です。
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