フォルクスワーゲン、「True Volkswagen」戦略でラインアップ刷新。IAAモビリティ2025で新世代EVと定番モデルを披露

  • 新デザイン哲学「True Volkswagen」で高品質・価格競争力・革新技術を強化
  • 小型EVからSUVまで新型電動車4モデルを公開、ID. EVERYは2万ユーロから
  • 新型T-Rocやティグアン、パサートなど内燃機関モデルも刷新し幅広い選択肢を提供

フォルクスワーゲンは、2025年9月8日から14日にかけてミュンヘンで開催される「IAAモビリティ2025」において、3年にわたる開発の成果を披露しました。テーマは「True Volkswagen」。クリーンで認識性の高いデザイン、厳格な品質基準、魅力的な価格性能比、直感的な操作性、革新的技術といった同社の強みを改めて前面に打ち出し、新たなブランドの方向性を示します。

注目は、電動化の加速です。既存のID.3、ID.4、ID.5、ID.7に加え、今後は小型・コンパクトセグメントで4つの新EVを展開予定。IAAでは「ID. Polo」と「ID. Polo GTI」(カモフラージュ姿で初披露)、市販目前のコンパクトSUV「ID. CROSS Concept」、そしてエントリーモデル「ID. EVERY」(価格は2万ユーロ)が公開されました。これらにより、手の届きやすい価格帯から高性能モデルまで幅広いEVラインアップを実現します。さらに、新ネーミング戦略も導入され、既存の車名をEVにも継承していく計画です。

一方、内燃機関モデルも強化。累計販売100万台を超えるベストセラー「T-Roc」の新型を発表し、ティグアン、タイロン、パサートとともにラインアップを充実させます。加えて、「ID.3 GTX FIRE+ICE」など特別仕様車も登場し、ブランドの新しい精神を象徴しています。

フォルクスワーゲンCEOのトーマス・シェーファー氏は「今後5年間の目標は明確だ。2030年までに先進技術を備えた世界的な量産メーカーとして確立する」とコメント。今回のIAAは、その実現に向けた第一歩を示す場となりました。

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