- MINIクーパー(3ドア)と新型クロスオーバー「MINIエースマン」がユーロNCAP衝突試験で最高評価
- 現行MINIファミリーでは、すでにクーパーEVとカントリーマンも5つ星獲得済みで合計4モデルが最高評価
- 全エンジン仕様が対象、乗員・子供・歩行者保護、運転支援の各分野で高水準を達成
MINIは、最新のユーロNCAP(欧州新車アセスメントプログラム)衝突安全試験において、MINIクーパー3ドアとMINIエースマンが最高評価の5つ星を獲得したと発表しました。これにより、現行MINIファミリーではすでに電動クーパーとMINIカントリーマンが5つ星を取得しており、計4モデルが欧州安全基準の最高ランクに認定されたことになります。
ユーロNCAPの5つ星認定には、衝突時の高い乗員保護性能に加え、先進的な衝突回避支援システムの搭載が必須とされます。今回のMINIクーパー3ドアは、乗員保護83%、チャイルドセーフティ82%、歩行者保護81%、運転支援システム77%という優秀なスコアを記録しました。一方のMINIエースマンは、乗員保護83%、チャイルドセーフティ87%、歩行者保護77%、運転支援システム79%とさらに高い数値を残し、小型車クラスとしてはトップレベルの安全性能を実証しました。
評価対象となったのは全てのパワートレイン仕様です。クーパーではC、S、John Cooper Works(JCW)の各モデルが、エースマンではE、SE、JCWエースマンが対象となり、いずれも高いパッシブセーフティとアクティブセーフティを証明しました。
ユーロNCAPは自動車団体や政府機関による共同プロジェクトで、乗員や歩行者の安全性を評価し、その結果は欧州全域における安全基準の指標となります。年々試験内容が厳格化される中で、MINIの新世代モデル群が軒並み5つ星を獲得したことは、同ブランドが「デザインと走りの楽しさ」に加え、「高い安全性」を備えたモデルを提供していることを強く示しています。
今回の結果は、MINIが次世代モデルの開発において安全技術を重視していることを裏付けるものであり、家族層からドライビングエンスージアストまで幅広いユーザーに安心を提供する証といえます。
【ひとこと解説】
ユーロNCAP(European New Car Assessment Programme)は、欧州で新車の安全性を評価する第三者機関のプログラムです。自動車メーカーや政府機関、消費者団体が参加しており、実際の事故を想定した衝突試験や歩行者保護試験、先進運転支援システム(ADAS)の性能評価を行います。結果は星の数(1~5)で示され、5つ星が最高評価です。厳格な基準と定期的な更新により、各メーカーの安全技術開発を促進し、欧州全域における車両安全の指標となっています。
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