800馬力・0-100km/h 2秒!オペル初の“フィジタル”コンセプト「Corsa GSE Vision Gran Turismo」

  • 2基のモーターで合計800馬力、0-100km/h加速はわずか2.0秒
  • 初の「フィジタル」コンセプトとしてゲームとリアルを融合
  • アクティブエアロ搭載、最高速度320km/hのハイパフォーマンス

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オペルは「Corsa GSE Vision Gran Turismo」を発表し、IAAモビリティ2025(ミュンヘン)に続き、9月20日にベルリンで開催される「Gran Turismo World Series」第2戦に登場させます。プロデューサー山内一典氏とオペルCEOフロリアン・ヒュットル氏がステージで披露し、ゲーミングコミュニティへ向けてお披露目される予定です。

このモデルは、オペル初の「フィジタル」コンセプトカーで、実車とゲームの両方で体験できるのが大きな特徴です。車両サイズは現行コルサに近いものの、より低くワイドなボディに進化し、鋭いラインと精緻なディテールで「ボールド&ピュア」デザインを新たに解釈しています。

パワートレインには前後に1基ずつ配置された350kW(476馬力)の電動モーターを搭載。システム合計出力は588kW(800馬力)に達し、フルタイム4WDとシングルスピードトランスミッションの組み合わせで、0-100km/h加速はわずか2.0秒、最高速度は320km/hを誇ります。

空力性能にも最新技術が導入されています。フロントとリアフェンダーの「エアロカーテン」、ブラック仕上げの「エアロブレードフェンダーフレア」、乱流を抑える「エアロホイール」、さらに走行状況に応じてダウンフォースを制御する「アクティブディフューザー」と「アクティブリアスポイラー」を装備。これにより、高速域でも高い安定性を確保しています。

「Gran Turismo World Series」は3大陸で全4戦を実施し、ロンドンを皮切りに、今回のベルリン、11月のロサンゼルス、そして最終戦は日本・福岡での世界決勝が予定されています。Corsa GSE Vision Gran Turismoのゲーム内デビューにも注目が集まります。

【ひとこと解説】
フィジタル(Phygital)」とは、フィジカル(物理的な現実)とデジタル(仮想空間)を融合させた概念です。実際の製品や体験をデジタル空間にも展開し、双方向に行き来できることで、より没入感や拡張性を生み出します。自動車分野では、実車としての走行性能やデザインを持ちながら、同時にゲーム内でも同一モデルを操作できるなど、現実とバーチャルをシームレスにつなぐ新しいユーザー体験を提供する仕組みを指します。

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