自由をその手に。新型ルノー・トラフィック・エスカパードがもたらす、新しい旅のかたち

- 新開発のキッチンモジュールを備え、走る“モバイルホーム”として進化
- 150ps/170psディーゼル+新9速EAG9オートマを設定
- 7人乗り・ソファベッド・回転シートで多様な旅スタイルに対応
ルノーはフランス・ボルドーで開催される「Van Life Expo」において、新型「トラフィック・エスカパード(Trafic Escapade)」を初公開します。旅を愛する人々に向けて設計されたこのモデルは、日常の移動から本格的なキャンピングまで幅広く対応する、多目的モビリティの新たな提案です。ヨーロッパ市場での発売は2026年初頭を予定しています。
トラフィック・エスカパードは、7人乗りレイアウトをベースにしながら、車内を自在に変化させられるモジュラーデザインを採用。2列目には回転式シートを装備し、ソファベッドと組み合わせることで、移動空間からリラックススペースへと瞬時に変化します。さらに、荷室部分には新開発のキッチンモジュールを搭載。内蔵式ガスコンロ、折りたたみ式シンク(スプレーノズル付き)、5リットルの清水タンク、収納スペースを備え、“走るリビング”とも呼べる快適な空間を実現しました。これにより、車両はSPV(Special Purpose Vehicle)区分として正式にキャンピングカー認定を受けています。

動力面では、2種類のブルーディーゼルエンジンを設定。150ps仕様は6速マニュアルまたは新開発の9速EAG9オートマチック、170ps仕様は9速EAG9のみを採用します。これにより、高速道路でのスムーズな走りと静粛性を両立し、長距離ドライブにもゆとりを提供します。
トリムは「エボリューション(Evolution)」と上級の「アイコニック(Iconic)」の2種類を展開。17インチアルミホイール、ワイヤレス充電器、バックカメラなどの装備が用意され、Iconicでは折りたたみテーブルも標準装備となります。インテリアには8インチのタッチスクリーンを備えた「Easy Link」マルチメディアシステムを搭載。ワイヤレススマートフォンミラーリングや自動エアコン、最新世代の運転支援システムも標準で備わります。

また、助手席前にはルノー独自の「Easy Life」引き出し式収納を設置。限られたスペースを最大限に活用することで、旅先でも整理整頓が容易に行えます。
トラフィック・エスカパードはフランス・サンドヴィル工場で生産され、ルノーの高い製造品質と耐久性を象徴するモデルとして位置づけられています。価格は後日発表予定ですが、走る自由を求めるユーザーにとって、まさに“自由と快適の両立”を実現した一台といえるでしょう。
【ひとこと解説】
「9速EAG9オートマチック(EAG9)」は、ルノーが新たに開発した9段変速の電子制御式オートマチックトランスミッションです。EAGは“Efficient Automatic Gearbox”の略で、滑らかな変速と高い燃費性能を両立することを目的に設計されています。多段化によりエンジン回転数を最適化し、高速走行時の静粛性を大幅に向上。トルクコンバーター式を採用することで、発進時のスムーズさと耐久性を確保しています。また、ルノーのBlue dCiディーゼルエンジンとの組み合わせにより、力強いトルク特性と効率的な加速を実現し、長距離ドライブでも快適な走りを提供します。
















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