伝説のブルーが帰ってきた!「B5ブルー」が2026年型ダッジ・デュランゴ全モデルに復活

・8年ぶりにB5ブルーがデュランゴ全ラインアップで再登場
・すべての2026年型デュランゴにHEMI® V8エンジンを標準搭載
・ヘルキャット・ジェイルブレイクでは700万通り超のカスタマイズが可能
ダッジは2025年11月3日、ブランドを象徴する伝統色「B5ブルー」を2026年型デュランゴ(Durango)全モデルに再導入すると発表しました。最後に同色が採用されたのは2018年モデル以来8年ぶりで、鮮やかで力強いブルーが、マッスルSUVの象徴であるデュランゴに再び息づきます。
B5ブルーは1960年代後半〜1970年代初頭に登場した「High Impact(ハイインパクト)」カラーシリーズの一つで、「Plum Crazy」や「Go Mango」などと並び、ストリートとレーストラックの両方で強烈な存在感を放った伝説的カラーです。当時はダッジ・チャージャーやコロネットR/T、プリマス・ロードランナー、GTXなどの名車に採用され、モパー文化を象徴する色として知られています。

今回の復活により、B5ブルーは「Green Machine」とともに2026年モデルの新ボディカラーとして設定され、すべてのグレードで選択可能。特に「デュランゴ SRT ヘルキャット・ジェイルブレイク」では、B5ブルーの追加により700万通り以上のカスタマイズが可能となりました。価格は595ドル(約9万円)で、2025年11月4日からディーラー注文が開始されます。
2026年モデルのデュランゴは、すべてのモデルで伝統のHEMI® V8エンジンを標準装備。3列シートSUVでありながら、クラス最高の牽引能力と最大7人乗りの実用性を兼ね備え、「ファミリー・マッスル」という新しい価値を体現しています。
ダッジCEOのマット・マクアリア氏は「B5ブルーの復活は、家族で楽しめるマッスルSUVというデュランゴの本質をさらに際立たせるものだ。パワー、個性、伝統のすべてを融合した存在」とコメント。
2009年のチャレンジャーSRT8で現代に復活して以来、B5ブルーはダッジ・ファンの間で最も愛されるカラーの一つ。今回のデュランゴへの再登場は、モパーの魂と現代の性能をつなぐ象徴的出来事といえるでしょう。
【ひとこと解説】
HEMI®(ヘミ)V8エンジンは、クライスラー(現ステランティス)が開発した独自構造のV型8気筒エンジンで、半球形(Hemispherical)燃焼室が特徴です。この形状により燃焼効率が高く、出力とトルクを最大化しながら排気効率も向上します。1950年代に登場して以来、ダッジやジープなどの高性能モデルに搭載され、強烈な加速感と独特のサウンドで“マッスルカーの象徴”として君臨。現行型は6.2Lスーパーチャージャー付きなど多様な仕様があります。










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