- 2025年9月24日、ソショー工場で通算20万台目の3008を生産
- EV比率は販売の22%、GTグレードは54%が選択
- 最大航続700kmを誇るE-3008を含む多彩な電動パワートレインを展開
プジョーは2025年9月24日、フランス・ソショー工場で最新型「3008」の20万台目となる生産を達成しました。式典にはブランドCEOアラン・ファヴェイ氏と工場長マニュエル・ジェンティレ氏が出席。2023年9月の発売以来、わずか2年で到達したこの数字は、3008がC-SUV市場で確固たる地位を築いていることを示しています。
3008の強みは、独自のファストバックSUVデザインと最新世代の「パノラミックi-コックピット®」による先進的な室内空間、そして多様なパワートレイン展開にあります。STLAミディアム・プラットフォームにより、顧客は自らのニーズに合わせた電動化レベルを選択可能。ハイブリッド(145PS)、プラグインハイブリッド(195PS)、そして完全電動仕様「E-3008」では、210PS、230PSロングレンジ(WLTP航続700km)、325PSデュアルモーターAWDの3タイプを用意しています。特に230PSロングレンジは同クラスSUVで最高の航続性能を誇り、効率性の新基準とされています。
市場でもその魅力は顕著で、電動モデルは販売の22%を占め、同セグメント平均を上回っています。また、上級仕様であるGTグレードの人気は高く、購入者の54%が選択。フランス国内ではC-SUV市場のトップセラーとして確固たる存在感を示しています。
生産拠点であるソショー工場は6,500人を雇用し、2.5交代制で稼働。単一の組立ラインでEV、ハイブリッド、内燃機関を含む多様なパワートレインとボディタイプを柔軟に生産できる体制を備えています。また、ドゥヴラン(ACC長距離バッテリー供給)、トレメリー、ミュルーズ、セプト=フォンといった拠点と連携し、プジョーのフランス国内生産の中核を担っています。
さらに、プジョー車には最大8年または16万kmをカバーする「プジョー ケア ワランティ」が付帯。正規ネットワークで整備を受けるたびに保証が無償延長される仕組みで、長期にわたる安心を提供しています。
20万台達成は、デザイン・技術・市場ニーズを融合させた3008の成功を象徴しており、今後も欧州市場を中心に存在感を高めていくことが期待されます。
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