ヒョンデ「Hope on Wheels」、2025年助成金受賞者を発表。小児がん研究支援総額2億7700万ドルに到達

  • 2025年は全米106の医療機関に対し総額2,700万ドルの助成金を授与
  • 累計寄付額は2億7,700万ドル、全米175の機関で1,400件以上の助成実績
  • 研究支援やサバイバーシッププログラムを拡大、欧州・インドでの展開も予定

ヒョンデモーターアメリカと全米850のディーラーが支援する非営利団体「Hyundai Hope on Wheels(HHOW)」は、2025年の助成金受賞者を発表しました。今年は総額2,700万ドルが小児がん研究および関連プログラムに投じられ、同団体が1998年の設立以来行ってきた寄付総額は2億7,700万ドルに達しました。

今回授与された助成金は全米106の医療機関に配分され、具体的には以下の4カテゴリーで構成されています。まず「Hyundai Scholar Hope Grant」は31件で各40万ドル、革新的な研究に取り組む医師・研究者に2年間支給されます。「Hyundai Young Investigator Grant」は16件で各30万ドル、若手研究者に対する2年間の助成です。また、「Hyundai Impact Grant」は57件で各10万ドルが1年間交付され、革新的研究やプログラム支援を対象とします。さらに「Hyundai Bridge2K Grant」では2件に各15万ドルが授与され、全米レベルの助成金再申請に挑む研究者への橋渡し支援を行います。

助成対象機関はChildren’s Oncology Group(COG)加盟機関であり、審査は全米の著名な小児がん専門医で構成される医学諮問委員会が担当しました。これにより、将来の治療法改善や生存率向上に直結するプロジェクトが選定されています。

HHOWの象徴的イベント「ハンドプリント・セレモニー」では、小児がん患者や家族、医師、研究者、パートナー、そしてHyundai関係者が一堂に会し、ヒョンデ車に手形を残します。これは「小児がんに立ち向かう連帯」と「治癒への希望」を表現する象徴的な儀式です。

2025年はHHOW設立27周年にもあたり、ワシントンD.C.で記念ガラが開催されました。ここではヒョンデ幹部、議会関係者、医師や研究者、患者家族が集い、これまでの成果と今後の展望を共有。議会議事堂のレイバーン・ハウス・オフィスビルでも展示やサバイバーシップ・サミットが開かれ、長期的な小児がんサバイバー支援の重要性が訴えられました。

HHOWは今後も全米規模で活動を展開するだけでなく、2026年には欧州やインドにも活動を広げる計画です。これにより、より多くの子どもたちや家族に希望を届けることを目指しています。

Hyundai Hope on Wheelsは設立以来27年間、小児がん撲滅を目指す強力なムーブメントとして成長を続けており、今や全米有数の小児がん慈善団体として確固たる地位を築いています。

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