ルノー、「ル・デフィレ ルノー® ザ・カーウォーク」をシャンゼリゼ大通りにオープン

  • シャンゼリゼ大通り53番地に2,260㎡の新フラッグシップ拠点を開設、モビリティとポップカルチャーのハブへ
  • 建築家フランクリン・アジによるデザイン。170mのスパイラルランプ「カーウォーク」が中心に配置され、誰でも利用可能
  • ショールームに加え、レストラン、ブティック、イベントスペースを併設した文化発信拠点

ルノーはパリ・シャンゼリゼ大通りに新たな拠点「ル・デフィレ ルノー® ザ・カーウォーク」をオープンしました。1910年にルイ・ルノーが同地に初めてショールームを構えて以来、ルノーはこの象徴的な場所に連続して存在し続ける唯一の自動車メーカーです。3年にわたる改装を経て完成したこのフラッグシップは、イノベーション、カルチャー、そしてフランス的ライフスタイルを融合させた全く新しい体験の場として生まれ変わりました。

延床面積2,260㎡を誇るこの施設は、単なるショールームを超えた「未来のモビリティの実験室」。中心には170mにおよぶスパイラルランプ「カーウォーク」が設けられ、最新モデルや歴代の名車、コンセプトカーが展示されます。傾斜は4%未満に抑えられ、すべての人に開かれた設計となっています。

建築はフランクリン・アジが担当し、185㎡の全面ガラスファサード、流れるような大空間、オーク材やクォーツコンクリートといった上質な素材を用いたシンプルで洗練された内装を実現。内部にはルノーのロゴをモチーフにしたデザインが散りばめられ、毎時動きを見せる巨大なスチール製ダイヤモンドが来場者を迎えます。

「ル・デフィレ ルノー® ザ・カーウォーク」は、ショールームだけでなく、ブティック「The Originals」、テラス付きカフェ、多目的イベントスペースを備えた文化拠点でもあります。コンサート、上映会、会議、展示会などに対応可能で、毎週DJセットや映画上映、文学イベントが企画されるなど、訪れる人々に常に新しい発見を提供します。

オープニングでは、1961年に誕生した名車の現代版「ルノー4 E-Techエレクトリック 2025」を展示。ブランドの伝統と未来をつなぐ象徴として位置づけられています。

この新拠点は、ルノーが「人間的で感情的な体験」を提供するという理念を体現し、シャンゼリゼ大通りに新たな都市・文化・自動車の物語を描き出しています。

【ひとこと解説】
ルノー4 E-Tech エレクトリックは100%電動のクロスオーバーEVで、2種類のモーター(約120PS/90kWと約150PS/110kW)と、40kWhまたは52kWhのバッテリーを搭載します。速度は最高約150km/h、0-100km/h加速は強力モデルで約8.2秒です。WLTP基準での航続距離は52kWhモデルで約400km、40kWhモデルで約300km。充電は交流(AC)で最大11kW、直流(DC)急速充電で最大100kW。車体寸法は全長約4,144mm、幅約1,808mm、高さ約1,570mm、荷室容量は後席倒さない状態で420リットル。空車重量は約1,460kgです。

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