- KiaがRed Dot Design Concept 2025で5つの賞を獲得し、「PV5 WKNDR」が最高栄誉「Best of the Best」に選出
- PV5 WKNDRはモジュラープラットフォームや自家発電機能を備えた電動アドベンチャーバン
- PV1、PV5、PV7、EV2も革新的かつユーザー中心のデザインで受賞
Kiaは2025年7月21日、世界的に権威ある「Red Dot Award: Design Concept 2025」において、5つのデザイン賞を獲得したと発表しました。その中でも電動アドベンチャーバン「PV5 WKNDR Concept」が最高栄誉である「Best of the Best」を受賞し、ブランドのデザイン力を改めて証明しました。
PV5 WKNDR Conceptは、PBV(Platform Beyond Vehicle)をベースとした電動バンで、2024年のSEMAショーで初披露されました。都市とアウトドアをシームレスにつなぐコンセプトで、オフロード向け強化や外部収納システムを搭載。この収納は移動式キッチンとして利用可能で、ソーラーパネルや水力タービンによる自家発電も行えます。さらに、モジュール式インテリアやレールシステムにより、空間の最適化と使いやすさを両立しました。
今回受賞した他のモデルも、ユーザー中心のモビリティを体現しています。超小型の「PV1」は自動運転機能とカスタマイズ可能な内装を備え、都市部でのラストマイル配送に特化。すでに市場投入されている「PV5」は物流から旅客輸送まで対応し、多彩なレイアウトや「Driver’s Desk」ワークスペースを提供します。最大の貨物容量を誇る「PV7」はフラットフロア設計やモバイルオフィス機能を備え、中小企業から大規模物流まで幅広く対応可能です。また「EV2」はコンパクトSUVながら、ピラーレスデザインや多用途インテリアを採用し、先進EV技術を搭載しています。
これらの成果は、Kiaのデザイン哲学「Opposites United(相反する要素の融合)」の成功を裏付けるものです。技術と自然、機能性と感性といった対比を融合させることで、持続可能でユーザー本位のモビリティを実現。KiaはPBVとEVを通じ、グローバルデザインリーダーとしての地位をさらに強固なものにしています。
Red Dot Design Awardは1955年に創設された世界的なデザイン賞で、革新性や機能性、品質を基準に国際的な専門家が審査する、最も評価の高いコンペティションの一つです。
【ひとこと解説】
Red Dot Award(レッド・ドット・アワード)は、1955年に創設された世界的に権威あるデザイン賞です。国際的な専門家による審査委員会が、製品、ブランド、コンセプトデザインを対象に「革新性」「機能性」「品質」などの観点で評価します。ドイツを拠点とするこの賞は、毎年世界中の企業やデザイナーが参加し、優れたデザインに与えられる象徴的な称号となっています。特に「Best of the Best」は最高の栄誉とされています。
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