- MCXtremaが「マセラティ・インターナショナル・ラリー2025」でスパに登場
- 特別リバリーはMC12の2005年スパ初勝利20周年を記念
- 100台超のマセラティが集結、伝統と革新を祝う国際的イベント
2025年9月10日から13日にかけて、ベルギー・アルデンヌ地方で「マセラティ・インターナショナル・ラリー(MIR)2025」が開催され、100台以上の歴代マセラティが集結しました。ハイライトとなったのは、伝説的なスパ・フランコルシャン・サーキットでの走行で、MCXtremaが観衆を魅了しました。

今回登場したMCXtremaは、2025年7月の「スパ24時間レース」で公式リーディングカーを務めた際と同じ特別リバリーをまとい走行。黒と青のコントラストを基調としたデザインは、ヴィタフォン・レーシングのMC12 GT1をオマージュしており、ボンネットのトライデントや側面のブルーレタリングには歴代モデルや名ドライバーの名が刻まれています。これは2005年に始まるMC12のスパ制覇(2005、2006、2008年の勝利)20周年を記念するものです。
MIRではドゥルブイの街を拠点に、アルデンヌの美しい景観を巡るパレードや親睦イベントも開催。1926年のタルガ・フローリオ制覇以来続くレーシングスピリットを体現し、革新と大胆さを象徴するマセラティの歴史を改めて祝いました。MCXtremaは、公道最強モデルとしての存在感とMC12の栄光を重ね合わせ、スパの舞台でその魂を再び呼び覚ましたのです。
【ひとこと解説】
マセラティMC12 GT1は、2004年に登場したレーシング仕様のGTカーで、ロードカーMC12をベースにFIA GT選手権へ参戦するため開発されました。フェラーリ製6.0リッターV12自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は約755馬力。長いホイールベースと専用エアロにより高い安定性を誇り、2004年から2010年にかけて数々の勝利を挙げました。特にスパ24時間耐久では2005年、2006年、2008年に優勝し、マセラティの名を再び耐久レース界に刻んだ伝説的モデルです。
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