マセラティGT2ストラダーレ、「TUTTO BENEヒルクライム」で圧巻の存在感

  • マセラティGT2ストラダーレがモッタローネ山を舞台に観衆を魅了
  • 640馬力V6「ネットゥーノ」搭載、0-100km/h加速2.7秒、最高速320km/h超
  • レース由来のGT2を公道仕様に仕立てた、最強ロードリーガル・マセラティ

マセラティは「TUTTO BENEヒルクライム」の第2回大会にGT2ストラダーレを披露しました。舞台はイタリア北部、マッジョーレ湖畔からモッタローネ山頂へと続く全長7kmの歴史ある私道「ストラーダ・ボッロメア」。80台の名車が集うなか、イエローの「ジャッロ・ジェニオ」に身を包んだGT2ストラダーレが圧倒的な存在感を放ちました。

GT2ストラダーレは、マセラティGT2をベースに開発された公道仕様モデルで、同ブランドのレーシングDNAと日常的な快適性を融合。搭載される3.0リッターV6ツインターボ「ネットゥーノ」エンジンは640馬力(471kW)を発揮し、0-100km/h加速2.7秒、最高速度320km/h超を実現します。さらにMC20より60kg軽量化され、量産された内燃機関モデルとして史上最強のマセラティとなっています。

「スローダウン・トゥ・ゴーファスト」という大会スローガンのもと、スピード競争ではなく風景と走りの楽しさを共有するイベントで、GT2ストラダーレはその走行性能と独特のエキゾーストサウンドで観客を魅了。マセラティは伝統と革新を融合させ、レースの興奮を公道に持ち込むブランド哲学を改めて体現しました。

【ひとこと解説】
ネットゥーノ(Nettuno)は、マセラティが自社開発した3.0リッターV6ツインターボエンジンで、2020年登場のMC20に初搭載されました。最大出力630〜640馬力を発揮し、F1技術を応用した独自のプレチャンバー燃焼方式を市販車用に採用した点が特徴です。軽量・高効率でレスポンスに優れ、サーキット級の性能を公道車に提供。以降、GT2やGT2ストラダーレにも搭載され、マセラティの新世代パフォーマンスを象徴する心臓部となっています。

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