アルファロメオ、「Tutto Bene Hillclimb 2025」に協賛。伝説のTipo 33/2と最新Giuliaが共演

  • アルファロメオが「Tutto Bene Hillclimb」第2回大会をサポート、80台の名車が集結
  • 主役は1967年製Tipo 33/2「Periscopica」と510馬力超のGiulia Quadrifoglio
  • 「slow down to go fast」の精神で、走りを文化体験として楽しむイベントに

アルファロメオはイタリア・モッタローネで開催された「Tutto Bene Hillclimb 2025」にスポンサーとして参加しました。このイベントは、イタリア・ストレーザ上方にあるストラーダ・ボッロメアの歴史的なプライベートロードを舞台に、世界中の愛好家と80台ほどのクラシックから現代の名車が集う自動車パレードで、「only cool cars allowed(カッコいいクルマだけ)」を合言葉に展開されました。

アルファロメオが披露したのは、1967年のTipo 33/2「Periscopica(通称フレロン)」と、現行Giulia Quadrifoglio。Tipo 33/2は2リッターV8(270馬力)を搭載し、わずか580kgの軽量ボディで知られる伝説的レーシングカーです。デビュー戦となったフレロン・ヒルクライムで勝利を収め、1970年代のマルケ世界選手権制覇につながる輝かしい歴史を持ちます。現在はスクーデリア・デル・ポルテッロが保存・走行を担い、ミッレミリアやル・マン・クラシックなど世界の名だたる舞台で走り続けています。

一方、Giulia QuadrifoglioはツインターボV6を搭載し、500馬力超のパフォーマンスを誇る現代の代表モデル。特に2019年の映画『6アンダーグラウンド』で蛍光グリーンの特別仕様がフィレンツェの街を駆け抜けた姿が印象的で、今回のイベントでも観客を魅了しました。

「Tutto Bene Hillclimb」は、レースではなく「slow down to go fast」という理念のもと、スピード競争ではなく景観と走りを共有する新しい形の自動車文化イベント。アルファロメオは歴史と現代の象徴的モデルを通じて、ブランドが持つ情熱とデザイン哲学を改めて示しました。

【ひとこと解説】
Tutto Bene Hillclimbは、イタリア・モッタローネのストラーダ・ボッロメアを舞台に行われる自動車イベントで、2024年に初開催されました。タイム計測やスピード競争を伴わず、「slow down to go fast(ゆっくり走って速さを知る)」を理念に掲げ、名車や希少車がパレード形式で走行します。2025年の第2回大会では約80台が参加し、アルファロメオをはじめ往年の名車から現代の高性能モデルまでが集結。走りを文化・デザイン・情熱として共有する新しい自動車ミーティングとして注目されています。

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