- DB12 VolanteとVanquish Volanteに60周年特別仕様を設定、各モデル限定60台
- V12搭載Vanquishは835PS・1000Nm、最高速214mphで史上最速の市販オープンアストン
- Q by Aston Martinが手掛けるブロンズアクセントと専用トリムで唯一無二の存在感
アストンマーティンは2025年9月10日、英国ゲイドンにて「ヴォランテ」誕生60周年を記念した特別仕様車を発表しました。今回の「60th Anniversary of Volante Editions」は、ブランドのビスポーク部門「Q by Aston Martin」によって仕立てられたDB12 VolanteとVanquish Volanteの2モデルで構成され、各60台のみが生産されます。
旗艦モデルのVanquish Volanteは、5.2リッターV12ツインターボを搭載。最高出力835PS、最大トルク1000Nmを発揮し、0-60mph加速は3.4秒、最高速度は214mphに到達。市販アストンマーティン史上最速かつ最強のコンバーチブルとして頂点に立ちます。一方、DB12 Volanteは4.0リッターV8ツインターボを搭載し、680PS・800Nmを発生。0-60mph加速3.6秒、最高速度202mphを誇り、ラグジュアリーな日常性と圧倒的なグランドツーリング性能を兼ね備えます。
両モデルは軽量Kフォールド式ルーフを採用し、開閉は開14秒・閉16秒、時速31mphまでの走行中操作が可能。実用性と美観を両立しています。外装は「Qペントランドグリーン」のボディに「Qウェストミンスターグリーン」の幌を組み合わせ、アノダイズド・ブロンズ仕上げのグリルやサイドストレーキ、21インチ専用ホイールが存在感を強調。インテリアはセントナリーサドルタン、アイボリー、ウーブンレザーの3色を組み合わせ、ダークウォルナットのウッドとブロンズアクセントを配し、60周年記念刺繍で仕上げられています。

1965年にわずか37台のみ生産された「ショート・シャシー・ヴォランテ」以来、同名はアストンマーティンのコンバーチブルを象徴してきました。今回の特別仕様はその伝統を未来へとつなぐ一台であり、究極のクラフトマンシップと性能を求める顧客に向けたアニバーサリーモデルです。
納車は2025年第4四半期より開始予定です。
【ひとこと解説】
「Q by Aston Martin」は、同社のビスポーク部門であり、顧客一人ひとりの要望に応じた特別仕様車を製作するサービスです。外装色や内装素材の選択はもちろん、専用パーツやディテールに至るまで、ほぼ無限のカスタマイズが可能です。アストンマーティンのクラフツマンシップとデザイン力を結集し、唯一無二の個体を生み出すことを使命としており、ブランドの頂点に位置する特別な存在です。
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