ケータハム、FPZEROシミュレーターと提携。「Clubsport Simulator」でセブンの走りを自宅に

  • ケータハムが英国FPZEROと提携し、専用シミュレーターを共同開発
  • MOMOステアリングやTilletカーボンシートなど実車同様の装備を採用
  • モータースポーツイベントや車両開発にも活用予定

ケータハムは、英国のプロフェッショナルシミュレーター開発企業FPZERO Simulatorsと新たなパートナーシップを締結しました。FPZEROは実車さながらの挙動を再現するシステムで知られ、ドライビングスキル向上やeモータースポーツの世界に幅広く貢献しています。

今回の協業により、「Caterham Clubsport Simulator」が登場。MOMO製ステアリングホイール、Tilletカーボンファイバーシート、ケータハム専用シフトなどの装備を備え、セブンの“生の走り”を自宅やオフィスで体感できる内容です。

ケータハムCEOのボブ・レイシュリー氏は「シミュレーターは実際のサーキット走行に限りなく近い体験を提供する」とコメント。競技ドライバーにとっては本格的なトレーニングツールとなり、ファクトリーやイベントでの体験機会も拡大します。

さらにFPZEROの技術は、ケータハムのエンジニアリングや商品開発にも組み込まれ、2026年アカデミーカー向け「HORSE」エンジンの車両ダイナミクス検証にも活用される予定です。

FPZERO創業者ジェームズ・ロビンソン氏は「ケータハムの“走りの純粋さ”と我々のシミュレーション技術は理想的に合致する」と語り、両社はプロから愛好家まで幅広い層にリアルな走行体験を提供していきます。

この提携により、ケータハムのレーシングヘリテージとFPZEROの革新技術が融合し、サーキット内外でケータハムの魅力を楽しめる新たな時代が幕を開けます。

【ひとこと解説】
ケータハムは、1973年に英国で創業したライトウェイトスポーツカーメーカーです。創業時からロータス・セブンの思想を受け継ぎ、シンプルで軽量、そして走りの純粋さを追求した「ケータハム・セブン」を中心に展開しています。余分な装備を排し、軽量シャシーと高回転エンジンで生み出すダイレクトな走行感覚は唯一無二で、クラブマンレースやサーキット走行でも高い評価を得ています。英国の伝統と現代技術を融合させた、ピュアスポーツカーの象徴的存在です。

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