- バイエルン州警察が22台の最新型Vito Tourerを受領
- 特殊装備はBinz社が担当、警察犬部隊を含む各部門で運用予定
- 広い室内空間と先進安全装備を備えた実用性の高いパトロール車両
2025年9月、ミュンヘンのメルセデス・ベンツ販売拠点にて、バイエルン州警察が最新世代のVito Tourer 22台を正式に受領しました。交付式にはヨアヒム・ヘルマン州内務大臣も出席し、車両は警察犬部隊をはじめとする警察各部門で多目的に活用される予定です。

今回納入されたVito Tourerは、車両架装メーカーBinz GmbHによる専用警察仕様の装備を備えています。特にミュンヘン警察犬部隊向けには、人員と警察犬双方を安全かつ快適に輸送できるよう設計されており、実用性と耐久性を重視した内容となっています。
Vito Tourerはその広い室内空間により、通常のパトロール任務から特殊任務まで幅広く対応可能です。さらに、最新のMultibeam LEDヘッドライトやデジタルインナーミラーを搭載し、夜間や悪天候時でも高い視認性を確保。豊富な安全・運転支援システムにより、日常業務における警察官の負担軽減も期待されます。
販売責任者トーマス・シェック氏は「新型Vito Tourerは警察のニーズに応じて柔軟にカスタマイズ可能であり、バイエルン警察の信頼に感謝します。当社の車両とサービスネットワークを通じて、今後も州警察の任務を支援します」とコメントしました。
この導入により、バイエルン州警察は最新の安全技術と高い実用性を備えた車両を活用し、日々の治安維持活動をより効率的かつ確実に遂行する体制を整えることになります。
【ひとこと解説】
メルセデス・ベンツ Vito Tourerは、最大9人乗車が可能な多用途ミニバンで、商用から公共用途まで幅広く対応します。全長約5.1mのボディにゆとりある室内空間を備え、荷物と乗員の両立が可能。パワートレインはディーゼルを中心に、出力は約102〜237PSまで幅広く設定され、後輪駆動・四輪駆動も選択できます。最新の安全・運転支援システムを標準装備し、実用性と快適性を両立。警察や救急車両など特殊用途にも適した高い拡張性が特長です。
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