BMW「Neue Klasse」の開発舞台裏を描く4本の公式ドキュメンタリー公開 。新型BMW iX3と共に始まる未来

  • BMWグループが新型BMW iX3開発を2年半以上にわたり密着取材、4部構成の映像をYouTubeで公開
  • 新デザイン言語や「Freude am Fahren(駆けぬける歓び)」の再定義、最新テクノロジー導入の裏側を初公開
  • 循環型設計「Design for Circularity」によるサステナブルな製造手法を採用、車体の約3分の1にリサイクル素材を使用

BMWグループは、未来戦略「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」を具現化する最初の量産モデル、新型BMW iX3の開発過程を追ったドキュメンタリー映像を公式YouTubeチャンネルで公開しました。映像は4部構成で、2年半以上にわたり試作車の製作、アルプス越えの走行試験、経営陣による試乗、そして新技術やデザイン言語の確立までを記録。普段は公開されることのないBMWグループ内部の構造にまで踏み込んだ貴重な映像となっています。

エピソード1「The Big Picture」では、CEOオリバー・ツィプセ氏をはじめとする経営陣やプロジェクトメンバーの証言を通じ、Neue Klasseが持つ戦略的重要性とBMWが描く新時代のビジョンを紹介。続くエピソード2「Reinventing Freude am Fahren」では、ゼロから新世代モデルを生み出す過程や国際メディアによる試乗風景を収録し、4年間に及ぶ開発の軌跡を示します。

エピソード3「Start of the New Design Language」では、デザイン部門責任者アドリアン・ファン・ホーイドンク氏が登場。Neue Klasse世代全体に共通する新しいデザイン言語を創造する挑戦の裏側を描きます。そしてエピソード4「The Digital Experience」では、BMWコネクテッド部門のシュテファン・ドゥーラッハ上級副社長が、マルチモーダルな操作系統とAIによる直感的なデジタル体験の開発を紹介し、自動車業界における新たな標準の確立を目指す姿が映し出されます。

また、追加コンテンツとして公開された「Deep Dive Sustainability」では、BMWが掲げる「Design for Circularity(循環型設計)」の取り組みを解説。素材選定から分解の容易性まで配慮することで、新型BMW iX3の約3分の1をリサイクル素材で構成。環境負荷低減と高品質の両立を実現しました。「Deep Dive Design」では、BMWらしさを現代的に再解釈した新デザイン言語について、デザインチームがその哲学を語ります。

さらに、新しいコーポレートウェブサイトも公開され、Neue Klasseの歴史、新型iX3の詳細、最新技術情報を集約した特設ページが設けられました。新しいサイトデザインは、より直感的で精密な検索機能を備え、ユーザー体験を大幅に向上。BMWの革新性とデザイン性をデジタルの場でも体現しています。

Neue Klasseは単なる車両世代の更新ではなく、BMWグループ全体にとっての最大の未来プロジェクトであり、持続可能性、デジタル化、デザイン革新を包括的に体現するものです。今回のドキュメンタリーと周辺コンテンツは、BMWが未来のモビリティにどのように挑んでいるかを示す生きた証拠といえるでしょう。

【ひとこと解説】
「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」とは、BMWが次世代モビリティの核として位置づける新しい車両アーキテクチャの総称です。電動化、デジタル化、持続可能性を柱に開発され、EV専用プラットフォームや新デザイン言語、AIを活用したソフトウェア基盤を採用します。1960年代にBMWの復活を支えた同名シリーズへのオマージュでもあり、21世紀のBMWを象徴する革新プロジェクトとして、初の量産モデルBMW iX3から展開されます。

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