- 全長4.1mの都市型SUV、5人乗り&475ℓラゲッジ、航続距離最大425km
- 新デザイン言語「Modern Solid」を初全面採用、機能性とミニマルさを融合
- 価格はICE版「カミック」と同等を想定、2026年スペインで量産予定
シュコダ・オートは、新型コンパクトEV「Epiq(エピック)」のショーカーを発表しました。本モデルは2026年に市販化が予定されており、同社の電動化戦略における重要な一歩となります。全長4.1mの都市型SUVクロスオーバーながら、5人が快適に乗車でき、ラゲッジ容量は475ℓを確保。航続距離は最大425kmに達し、日常使いから長距離ドライブまで幅広く対応します。量産モデルの価格は内燃機関搭載の「カミック」と同等が想定されており、シュコダのEVラインナップで最も手頃なモデルとして展開されます。
エクステリアは、シュコダ初となる新デザイン言語「Modern Solid」を全面採用。力強さと機能性、そして本物志向を重視したデザインが特徴です。カシミアマットのボディカラーに、光沢ブラックの「Tech-Deck Face」を組み合わせ、T字型デイタイムランニングライトとターンインジケーターを配置。ロアヘッドライトやコスモグレーのスポイラーを備えたバンパーは堅牢さを強調し、新しいトルネードラインがキャビンとボディを分け、力強いショルダーと現代的なプロポーションを際立たせています。
インテリアは実用性を重視し、シンプルかつデジタル統合された空間に仕上げられています。バッグフックや隠し収納、固定用ファスナーを備えた多彩なラゲッジソリューションに加え、ワイヤレス充電や物理ボタン、触覚フィードバック付きスクロールホイールを採用。デジタルメニューと直感的な操作性を組み合わせた「モバイルファースト」志向の設計により、家族にもライフスタイル志向のユーザーにも適したクルマとなっています。
「Epiq」はフォルクスワーゲングループの「Electric Urban Car Family(EUCF)」の一員として、スペイン・ナバーラ工場で生産予定。BGC(ブランドグループ コア)が進める共同開発のもと、シュコダ、セアト&クプラ、フォルクスワーゲンの3ブランドから4つの新しいEVが導入されます。これにより、より多くのユーザーに魅力的かつ手頃なEVを提供し、電動モビリティの民主化を推進します。
市販版「Epiq」は2026年半ばにワールドプレミアを予定。日常に寄り添い、手の届く価格帯で提供される都市型SUVとして、電気自動車の普及に大きな役割を果たす存在となるでしょう。
【ひとこと解説】
シュコダ(Škoda Auto)は、1895年にチェコで創業した自動車メーカーで、現在はフォルクスワーゲングループの一員です。長い歴史を持ち、もともとは自転車やオートバイの製造からスタートしました。現在は実用性とコストパフォーマンスに優れた車づくりで知られ、欧州を中心にグローバル展開しています。独自の「Simply Clever(シンプリー・クレバー)」コンセプトに基づいた使い勝手の良さや収納アイデアを特徴とし、近年はEVやSUVを含む幅広いラインナップを展開しています。
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