VWポロ50周年、南アフリカでのドリフト映像にID. Poloが登場したのはなぜ?

  • ポロ誕生50周年を記念し、南アフリカで迫力のドリフト映像を公開
  • 世界王者ヨハン・クリストファーソンがポロR WRC、Rスーパーカー、電動RX1eを操縦
  • ラストシーンで次世代電動モデル「ID. Polo」がサプライズ初登場

フォルクスワーゲンは2025年、誕生から50周年を迎えたポロを祝して、南アフリカを舞台にした迫力のドリフト映像を公開しました。登場するのはポロR WRCとポロRスーパーカー、さらに電動ポロRX1eの3台で、いずれもモータースポーツで活躍した名車たちです。ステアリングを握るのは、世界ラリークロス選手権で7度の優勝を誇り、ジムカーナ・グリッドでも2度のタイトルを獲得したヨハン・クリストファーソン選手です。彼は閉鎖された市街地高速道路、港湾、フォルクスワーゲンのテストトラック、そしてカリエガ工場といった象徴的なロケーションで精緻なドリフトを披露しました。

映像の演出を担当したのは『トップギア』で知られるジョン・リチャーズ監督です。20年以上にわたり自動車映像を手がけてきた彼は、今回もその豊富な経験を活かし、ポロの“故郷”である南アフリカ・グケベハを背景にドラマチックな作品を作り上げました。

今回のプロジェクトではファンの参加も盛り込まれています。5代目ポロには、往年のカルト的存在「ポロ・ハーレキン」へのオマージュとして、ジンスターイエロー、フラッシュレッド、ピスタチオ、シャガールブルーの4色を組み合わせた特別カラーが施されました。このデザインはファン投票で選ばれたもので、鮮やかなカラーとモータースポーツの要素が融合し、強烈な存在感を放っています。

映像の最後にはサプライズが待っています。次世代の電動モデル「ID. Polo」が突如登場し、歴代モデルに迎え入れられる形で新章の幕開けを告げました。フォルクスワーゲン ブランド・グループ コアの広報責任者イェンス・カーテマン氏は「この映像は過去を振り返るだけでなく、未来への期待を高めるもの。ポロは小さなクルマが大きなことを成し遂げる存在であり、その哲学はID. Poloにも受け継がれる」とコメントしています。

今回の映像にID. Poloが登場したのは、50年の歴史を振り返るだけでなく、未来の電動時代を象徴する新しい一歩を示します。

【ひとこと解説】
フォルクスワーゲン・ポロRX1eは、世界ラリークロス選手権の電動トップカテゴリー「RX1e」に参戦する競技専用マシンです。従来のガソリン車に代わる電動モデルとして登場し、前後に2基のモーターを搭載。システム合計で約500kW(680ps)、最大トルク880Nmを発生し、0-100km/h加速は約2秒と圧倒的です。四輪駆動を採用し、激しいドリフトや悪路走行にも対応。ポロRX1eは持続可能性と高性能を両立する次世代ラリーカーです。


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