アウディ史上最大SUV「Q9」初公開。 “移動するラウンジ”が示す新時代のプレミアム体験

・電動ドアと4Dサウンドが生む未来的没入空間
・最大7人乗りと6座独立シートが叶える極上移動体験
・1.5平方メートル級パノラマルーフが演出する圧倒的開放感
アウディは、新型フルサイズSUV「Q9」のインテリアを世界初公開しました。Q9はアウディ初の大型フルサイズSUVとして開発された新たなフラッグシップモデルであり、ブランドが掲げる「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」を、“走り”だけではなく“車内体験”そのものへ進化させたモデルです。正式発表は2026年夏を予定しており、市場投入はその後およそ2か月以内とされています。

アウディCEOのゲルノート・デルナー氏は、「クルマは単なる移動手段ではなく、モバイルリビングスペースへ変化している」と語っています。その思想を象徴するのが、Q9の圧倒的な居住空間です。
Q9には最大7人乗り仕様が設定されるほか、よりラグジュアリー志向のユーザー向けに6人乗り仕様も用意されます。この6座仕様では、2列目に独立式電動シートを採用。シートクッションと背もたれ中央部にはアクティブベンチレーション機能が組み込まれ、航空機のビジネスクラスを思わせる快適性を実現しています。
前席にはスポーツシートプラスを装備し、マッサージ機能とベンチレーション機能を搭載。長距離移動時の疲労軽減にも配慮されています。さらに7人乗り仕様では、2列目3座すべてにチャイルドシートを装着可能とするなど、ファミリーユースも強く意識しています。3列目シートは電動格納式となっており、乗車人数や荷物量に応じて瞬時にアレンジ可能です。

Q9で特に注目される新技術が、アウディ初採用となる全自動電動ドアです。キー操作だけでなく、myAudiアプリ、MMI、ブレーキペダル、さらにはシートベルトバックル操作とも連動し、ドアを自動開閉できます。大きく開くドアは、買い物袋やベビーカーを抱えた状態でもスムーズな乗降を可能にします。
さらに、周囲を監視するセンサー群によって障害物を検知すると、自動的にドアの動作を停止。狭い駐車場での接触防止だけでなく、自転車や歩行者の接近も検知することで安全性向上にも寄与しています。
インテリア演出の中心となるのが、約1.5平方メートルの大型パノラミックサンルーフです。このガラスルーフは9つのセグメントに分割されており、それぞれ個別に透明・不透明を切り替え可能。赤外線反射機能と99.5%以上のUVカット性能も備え、従来のサンシェードを不要としました。駐車中には自動で不透明状態へ切り替わり、再始動時には前回設定を復元する機能も搭載されています。

上級仕様では84個のLEDによるイルミネーション機能も追加され、30色のアンビエントライト演出に対応。夜間にはルーフ全体が幻想的に発光し、まるで高級ラウンジのような空間を演出します。
オーディオシステムにはBang & Olufsen製プレミアム4Dサウンドシステムを採用しました。従来の3Dサウンドを進化させ、シート内アクチュエーターによって音楽の振動を身体でも体感できるのが特徴です。さらに車内全幅に配置されたインタラクションライトが音楽と同期し、楽曲のリズムやアルバムアートに合わせて色彩を変化。音と光が融合した没入型エンターテインメント空間を実現しています。
素材面でもプレミアム性を徹底追求しています。アルパカウール、ディナミカマイクロファイバー、ナッパレザーなどを採用し、ウッドパネルにはアッシュナチュラルやライム構造材を設定。タマリンドブラウンやストーンベージュといった新色も加わり、静けさと上質感を重視したキャビン空間を構築しています。

また、Qi2.2規格対応ワイヤレス充電パッドを2基搭載し、USB-Cポートは最大100W出力に対応。ラゲッジスペースには新型アルミレール固定システムも採用され、積載物を立体的に固定できる実用性も備えています。
走行性能ではなく、“過ごす時間”そのものを価値へ変えようとするQ9。アウディが目指す次世代プレミアムSUVの姿が、そこには明確に示されています。
【ひとこと解説】
Qi2.2は、WPC(Wireless Power Consortium)が策定した最新のワイヤレス充電規格で、従来のQi2が持つ磁気位置合わせ技術「MPP(Magnetic Power Profile)」をさらに強化したものです。最大出力は15Wから25Wへ引き上げられ、ワイヤレスでも有線に近い高速充電が可能になります。マグネットでスマートフォンと充電器を正確に固定することで、エネルギー効率は85〜90%と高く、発熱を抑えながら安定した給電を実現します。また、温度管理や安全基準も厳格化され、長時間の充電でも信頼性が向上しています。QiおよびQi2との下位互換性も維持されており、今後のスマートフォンやアクセサリーの標準規格として普及が期待されます。
















コメント