アルファロメオ伝説のオープン「デュエット」誕生60周年。28年愛された世界的人気スパイダーの軌跡

・1966年ジュネーブで生まれた永遠の名車伝説
・28年継続生産、12.4万台超を刻んだ世界的人気
・4世代進化で貫いた美しきオープンスポーツ魂
アルファロメオは、名車「1600スパイダー」、通称「デュエット」の誕生60周年を迎えたと発表しました。1966年のジュネーブモーターショーで初公開されたこのモデルは、1994年まで28年間にわたり生産され、累計12万4000台超を販売したブランド最長寿モデルです。価格や発売時期の詳細な現代向け再販情報は公表されていません。

デュエットは、ジュリエッタ・スパイダーの後継車として開発され、ピニンファリーナがデザインを担当しました。ホイールベースは2250mmに短縮され、独立懸架式フロントサスペンション、5速MT、後輪駆動、4輪ディスクブレーキを採用。当時として高水準のメカニズムを備えていました。車重はわずか990kgで、最高速度185km/hを実現しています。
搭載エンジンはアルファロメオ伝統の4気筒ツインカムで、1600cc(1570cc)、1750cc(1779cc)、1300cc(1290cc)、2000cc(1962cc)の4種類を設定。キャブレター仕様に加え、「Spica」機械式インジェクション、電子制御インジェクションも用意され、時代に合わせて進化しました。

モデルは4世代に分かれます。初代(1966-1969年)は丸みを帯びた独特のボディ形状から「カトルフィッシュボーン」と呼ばれ、コレクター人気の高い存在です。2代目(1969-1982年)は切り落としたようなリア形状から「トランケーテッドテール」の愛称で親しまれ、約5万台を販売した最多販売世代となりました。
3代目(1983-1989年)は風洞実験を反映し、シリーズ初採用となる一体型バンパーを装備。空力性能を意識したデザインへ進化しました。4代目(1989-1994年)は原点回帰ともいえるクリーンで滑らかなスタイルとなり、長い歴史を締めくくりました。
現在、イタリア・アレーゼのアルファロメオ博物館では、2026年12月まで60周年記念展示「Spider is Alfa Romeo」を開催。4世代それぞれに焦点を当て、今なお色褪せぬデュエットの魅力を伝えています。
【ひとこと解説】
1966年のジュネーブ・モーターショーで登場したアルファロメオ「1600スパイダー」は、発売時に一般公募で選ばれた愛称「Duetto(デュエット)」を掲げてデビューしました。しかし、この名称はイタリアの菓子メーカーが商標を保有していたため、アルファロメオはわずか1年で使用を断念せざるを得ませんでした。それでも、ピニンファリーナ最終監修の優美な“丸テール”デザインと映画『卒業』での印象的な登場も相まって、「デュエット」という呼び名は世界中のファンの間で定着し、公式名ではないにもかかわらず現在まで広く使われ続けています。
















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