プジョー、新開発「Turbo 100」エンジンを発表―208/2008に順次搭載

・可変ジオメトリーターボによる低回転域での力強い加速性能
・350bar高圧直噴などによる燃費・効率の最適化
・タイミングチェーン採用と長時間耐久試験による高い信頼性
プジョーは、新開発のガソリンエンジン「Turbo 100」を発表しました。本エンジンは「プジョー208」に2026年3月から、「プジョー2008」に同年5月から順次搭載されます。
Turbo 100は総構成部品の約70%が新設計となるエンジンで、タイミングチェーン、ターボチャージャー、燃料噴射システム、ピストン、シリンダーブロックなどが刷新されています。
排気量は1,199ccの直列3気筒で、最高出力は101hp(74kW)/5,500rpm、最大トルクは205Nm/1,750rpmを発生します。新たに採用された可変ジオメトリーターボチャージャーにより、低回転域でのレスポンスと加速性能が向上し、市街地走行や追い越し時の扱いやすさを高めています。
効率面では、350barの高圧直噴システムを採用し、さらに内部摩擦を低減するバルブタイミング機構や、新形状ピストンヘッド、ミラーサイクル運転と高圧縮比の組み合わせにより、燃焼の熱効率を向上させています。
信頼性の向上も大きな特徴です。耐久性に優れるタイミングチェーンを採用し、エンジンブロックやピストン、リングも新設計とすることで堅牢性とオイル消費の抑制を実現しています。開発では3万時間以上のベンチ試験と、総走行距離300万km以上の実走テストを実施し、複数の車両で20万km以上の走行を達成しています。

また、メンテナンスサイクルも見直され、従来の1年または20,000kmごとから、2年または25,000kmごとへ延長されています。加えて、最大8年または160,000kmの保証が付帯する「PEUGEOT CAREプログラム」にも対応します。
走行性能、効率、信頼性のすべてを高めた新世代エンジンとして、プジョーのドライビングプレジャーをさらに引き上げる存在となっています。
【ひとこと解説】
可変ジオメトリーターボチャージャーは、タービン内部の羽根(ベーン)の角度を可変制御することで、排気ガスの流れを最適化する仕組みです。低回転域ではベーンを絞って排気流速を高め、タービンを素早く回転させることで過給の立ち上がりを向上させます。一方、高回転域ではベーンを開いて排気抵抗を抑え、効率よく過給を行います。これにより、従来のターボに比べてターボラグを低減し、全回転域でスムーズかつ力強い加速性能と燃費性能の両立が可能になります。
















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