世界を動かす“新たな大衆車”誕生!フィアット「グランデ・パンダ」が2026年欧州カー・オブ・ザ・イヤー最終候補に選出

  • 「グランデ・パンダ」が欧州カー・オブ・ザ・イヤー2026の最終7台に選出
  • ガソリン、ハイブリッド、電動仕様をそろえた“世界戦略車”
  • 実用性とデザイン性を両立、1980年代初代パンダの精神を継承

フィアットは、「グランデ・パンダ(Grande Panda)」が2026年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)最終候補に選出されたことを発表しました。欧州23か国・60名のジャーナリストによる審査で、35車種の中から選ばれた7台の一つに名を連ねました。2025年9月にデンマークで行われた「タニステスト(Tannistest)」での実走評価を経て、正式にファイナリストとして発表されています。

グランデ・パンダは単なる新型車ではなく、フィアットの“グローバルビークルファミリー”の礎となるモデルです。世界中のユーザーに向け、手頃な価格と高い実用性を両立した“みんなのクルマ”として設計されました。コンパクトなボディに力強いラインを描く外観は、1980年代の初代パンダの精神をモダンに再解釈。ピクセル調のLEDヘッドランプ、立方体デザインのリヤランプ、そしてドアに立体的に刻まれた「PANDA」ロゴが個性を際立たせています。

インテリアは人中心のデザイン哲学に基づき、クラス最高レベルのショルダールームを確保。多彩な収納スペースや直感的に操作できるテクノロジーが、日常の使いやすさを重視しています。

パワートレインはガソリン、ハイブリッド、電動の3種類を用意し、地域やユーザーのニーズに合わせて選択可能。Bセグメント市場における“自由な選択”を提供することを目指しています。生産はセルビアで開始され、2025年12月にはアルジェリアでもスタート。さらに2026年には南米での生産も予定されており、まさにグローバル展開を見据えたモデルです。

フィアットはこの選出を「誰もがアクセスできる持続可能なモビリティを実現するための革新の証」と強調。情熱と機能性を兼ね備えたグランデ・パンダは、時代を超えて愛される“新たな国民車”として、COTY2026でも注目を集めています。

【ひとこと解説】
フィアット・パンダの名前は、ギリシャ神話の女神「パンダ(Panda)」に由来し、「すべてに恵みを与える者」という意味を持ちます。また、イタリア語では「親しみやすい」「誰にでも寄り添う」という響きもあり、大衆に愛される実用車というコンセプトにぴったりの名でした。1980年に初代が登場して以来、パンダはシンプルで頑丈、誰もが使いやすい“庶民のクルマ”として親しまれ、その精神は現代のグランデ・パンダにも受け継がれています。

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